-映画館へ行こう 1月~6月 洋画編-
箸休め第2弾⁈洋画をピックアップしたいと思います。
「コットンテール」日英合作 監督:パトリック・デイキンソン 3月1日公開ピーターラビットの発祥の地イギリス湖水地方が舞台で、リリーフランキーが主演となれば行かない理由はなかった。湖水地方は一度訪れたことがあるのだけど、景色が素晴らしくて*コットンテールちゃんが出て来そうだった。(*ピーターの仲間)
話は妻を亡くした男が遺言でイギリス湖水地方に行くお話。かいがいしく面倒を見る、妻亡き後憔悴しきっていく男をリリーフランキーが味わい深く演じ、はまり役だなと思った。どこに行っても沢山の人に助けられて目的を果たす。逆にいうと家族は大変なのだが、その家族、息子を錦戸亮が演じてダメ親父度を上げていた。久しぶりに見た錦戸君、大人になったなぁ。。。
近い将来自分もそうなるかも知れない、終活ノートみたいなものは作っておいた方がいいかもと思いました。
湖水地方は映画より実際の方が数倍綺麗ですので興味が沸いた方は是非!
「ブルックリンでオペラを」監督:レベッカ・ミラー 4月5日公開
ジャケットと邦題が気になって詮索してみたら大好きなマリッサ・トメイが出ていたので劇場へ
10代20代とは違う中年の揺れ動く人生観を表している作品
学生結婚をして母親になった潔癖症の精神科医をアン・ハサウェイ、スランプ中のオペラ作曲家をピーター・ディンクレイジ、港々で男を探す大型船の船長をマリッサ・トメイが演じている。
日々、患者に旦那、息子に接しているうちに疲れ果て、教会(神)に心のよりどころを求めるようになるパトリシア(アン)、そんなことも気にせず引きこもりを続けるスティーブン(ピーター)、大好きな彼女と青春を謳歌中の息子。
引きこもり解消の為に犬の散歩をさせられるスティーブン、フラッと立ち寄ったバーでカトリーナ(マリッサ)と知り合う。圧に負けて仲良くなるがパトリシアにばれてしまう。そうこうしているうちに息子が彼女(15歳)と不適切行為を咎められ訴えられる。爆発寸前のパトリシアだが、旦那、息子のことを上手く片付けて自分も好きな道に進む 最後はハッピーエンドでほっこりする。色々無理して生きているとどこかに歪は起きますよね。自分の中で折り合いをつけてゆっくり息を吸える環境は作らないとね
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」監督:ヘティ・マクドナルド 6月7日公開
久しぶりのイギリスらしい映画が届きました。定年退職したジム・ブロード演じるハロルドとペロープ・ウィルトン演じるモーリーンの元に昔のハロルドの同僚から1通の手紙が届いた。その手紙が届いたことで彼の挑戦が始まるロードムービー。途中、“分かるなぁ”と思うことが多々出て来て共感。
このハロルドの好き勝手な行動を家でやきもきしながら待ち続けているモーリーンは爆発寸前、近所の人も心配して様子を伺う。
人生にやり残したこと、後悔している事があるのであれば可能な範囲で行動を起こした方がいいかもしれないです。価値観は色々なので無理強いは出来ないですが、スイッチが入れば行動した方がいいですよね。
目的を果たし良かったねと思う反面、過去にそんな事があったのねハロルドと少し驚いてしまうお話。
この映画で好きなシーンの一つに天気の話、近所の噂話をして食べる朝食の風景。紅茶を飲む音、薄いトーストをかじる音、新聞を広げる音。何でもない映像だけど、二人の生活が詰まった感じがして大好きです。このお二人は超有名なイギリス人俳優、何に出演していたか分かるかなぁ。。。
残暑は厳しいですが季節は秋。芸術でもある映画を堪能する時期ですよ!
皆さまも映画館へ行きましょう!!