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それはSNSから始まった。

この度インスタグラムで知り合った名古屋にある甲陽建設工業株式会社の社長様から、Tシャツ製作のオーダーがありました。

甲陽建設工業様は、今ある生活にひとつプラスしませんか?というコンセプトのもと、岐阜県大垣市に現存する明治時代初期の古民家を購入、それをリノベーションし、複合施設として古き良きものを現在(いま)に伝えていこうという事業に着手されています(2022年5月オープン予定)。
その計画の一環として+UP-StyleというオリジナルブランドのTシャツを作りたい!という事でした。

ドムス名義で今年の夏に始めたばかりのインスタを通じての初めてのご依頼に、私いっつうは大いに戸惑いました。これがいわゆるOEMというものですね。

そして話を進めるにあたり、社長様にブランドロゴへの熱い想いや今後の新事業の展開への意気込み、そしてSDGsの取り組みなどを尋問(笑)し、たくさん語り合いました。気づけば私も甲陽建設様の一社員になったような熱い気持ちになってしまい、満を持して製作が始まったというわけです。

ロゴには熱いこだわりがある一方で、アパレルのことに関してはズブの素人なのでいっつうさんに全てお任せします、とも言ってくれました。

途端に大きな責任感がのしかかって…あれ?意外と楽しんでいる自分がそこにいました。

「とりあえずどのぐらいのサイズから作ればいいでしょうか。メジャーで測って大体の寸法を教えてくれると助かります」

「建築用の硬いメジャーしかありませんが、それでいいですか?」

それでいいわけがありません(笑)

その日からより一層、魂のこもった言葉のやり取りを繰り返し繰り返し、ようやく完成した1stサンプル。たくさんの言葉を紡ぎ、想いがカタチになった瞬間でした。


+UP-style
そこからは量産まで実にスムーズに。


最後に。OEMとはざっくり言うと、Aという会社から受けた注文を、Aのブランドとして生産するという意味です。

量産のゴーサインをいただいてから私はこっそり社長向けにそれらとは別に、世界でたった一枚のグラデーションの白いTシャツを贈りました。クリスマスプレゼントですね。

このロゴに描かれた葉っぱ一枚一枚が実を結び、やがて大樹となるよう願いを込めたつもりです。


余計なお世話とかお節介だったかもしれません。でも私にとって初めてのOEMは

O…お節介でも
E…イーじゃない
M…夢中になったんだもの

それでは皆さま、良いお年を!

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