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-200年公開映画 アジア、ヨーロッパ他編-

・ロッタちゃん(初めてのお使い、赤い自転車)スウェーデン
・ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ ドイツ、キューバ、アメリカ
・ロゼッタ ベルギー・フランス
・オール・アバウト・マイマザー スペイン
・プリンセス・モノノケ 日本
・あの子を探して 中国
・ルナ・パパ ドイツ/オーストラリア/日本
・TAXi2
・アンジェラの灰 アイルランド・アメリカ
・宮廷料理人ヴァテール フランス/イギリス
・初恋の来た道 中国
・レンブラントへの贈り物 フランス/ドイツ/オランダ
・ベニスで恋して イタリア
・ダンサー・イン・ザ・ダーク デンマーク
結構観たな笑

*ダンサー・イン・ザ・ダーク 監督:ラース・フォン・トーリア
 個人的にこの年一番話題になった作品だと思う。チェコからアメリカに渡って来たシングルマザーのセルマ(ビヨーク)は病によって失明寸前。同じく視力を失いつつある息子の手術費用を貯めていた。しかし隣人に大切な貯金を狙われ、それを取り返そうともみ合ううちに彼女は相手を殺してしまう。。。

 内容自体は可哀そうで、息が荒くなる。同じ工場に勤めるキャシー(カトリーヌ・ドヌーブ)はセルマを気にかけて色々と面倒を見てくれるが、権力の前には無力。このキャシーの役は違う人が良かったのでは思った。あと、撮影がハンディで行われているので画面が若干揺れる。劇場で一緒に観ていた友人が中座した。後で理由を聞いたらスクリーン+マクドナルドポテト(隣の人)にやられたと💦

 *初恋の来た道  監督:チャン・イーモウ 中国と言えば香港映画と思っていたので、この映画は新鮮でした。昔の中国の田園風景に目を奪われましたね。また、チャン・ツイ―が可愛い。この時19歳だったようですが、幼過ぎる。都会から華北にやってきた若い教師ルオ・チャンユーに恋して、その想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ(チャン・ツイー)まさに初恋文盲のディは手作りの料理の数々にその想いを込めて彼の弁当を作った。これがやたら美味しく見えるのは何故なのか未だに分からず。やがてその気持ちに彼も気づき、いつしか二人の心は通じ合う。お弁当というか、器を重ねて運ぶ。器の使い方がなるほどと思うところがあり、家で真似したことがあった笑

 その後二人は文化大革命に翻弄されて離れ離れなっていく。。。哀しいお話余談だが、2~3年後に観た映画にチャン・ツイ―が出ていて“この人、あの初恋の来た道の子に似てるね”と言ったら、友人が“本人だよ”って。作品は記憶に残ったが、俳優さんまでは覚えてなかったようです。

*Taxi2 往々にして第2弾は“?”という感じが多くなるのだけど、リュック・ベンソンはさらっと作った感じで観ていて楽しかったですね。舞台がパリに変わってスピード感には欠けたけど、躍動感が出たように思う。サミットで来た日本の防衛庁長官の運転手に抜擢されたダニエル(サミー・ナセリ)その長官がテロリストに狙われ長官が誘拐される。エミリアンのパートナーペトラ(エマ・シューベルイ)も日本語が話せるということでやくざに目を付けられ一緒に誘拐される。その二人を救出すべく警官のエミリアン(フレデリック・ディーファンタル)は長官のSPと一緒にパリに向かう。その救出劇がこの映画の本筋。この映画では車も重要な要素で、プジョー、三菱、メルセデスが出てくる。色々な型が出てくるので車に興味のある方は観点が違って面白いかもですね。いつもヨーロッパとかで表現される日本人は非常に個性的で、長官のSP女性は“引田天功”みたいな容姿だった。

*ロッタちゃん 監督:ヨハンナ・ハルド 原作:アストリッド・リンドグレーン「長くつ下のピッピ」
 この映画は、イラストレーターの奈良さんのロッタちゃんが目に留まり観に行きました。本も買ってしまった自分。後年、奈良さんと会う機会が合った時はちょっと緊張した笑

*オール・アバウト・マイ・マザー 監督、脚本:ペドロ・アルモドバル
最愛の息子を事故で失ってしまった母親の、死を乗り越える様子が描かれている作品。
ペドロ・アルモドバル作品はよく見ているのですが、好き嫌いがはっきりしていると思います。
この映画では可愛いいペネロペ・クルスに会えますよ~

 この年は芸術的な映画を多く鑑賞したなと書き出してみて改めて思った。四半世紀前は洋画を中心に観ていたし、アジアと言えば香港、タイの映画を観ていた。コロナ堝の後日本映画を良く見るようになった私。色々な監督も出てきたし、本も面白い。
全般に興行的な問題なのか観たい映画が不便な劇場で上映されたり、東京のみ公開されたりとちょっと不満がある。これでかなりの数の映画を見逃したよ。2025年はどんな映画が上映されるかな、楽しみだ。

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