Good Night Music #39
おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。
今回はこちら。
Various Artists「雪と花の子守唄〜バカラック・ララバイ集〜」です。
この作品は、タイトルの通り、映画音楽など数多くの名曲を生み出してきた音楽家、バート・バカラックの楽曲のカヴァー集。
アコースティックな、ゆるゆるやすらぐアレンジで、日本のさまざまなアーティストがバカラックの名曲を歌っています。
プロデューサーはワールドスタンダードの鈴木惣一朗。
参加アーティストは千葉はな(羊毛とおはな)、コトリンゴ、Saigenji、土岐麻子、永山マキ(モダーン今夜)、さかいゆう、おおはた雄一、レイチェル・ダッド、ルースフォンチ、Ann Sally。
人選がすごい。緩むしかない。
本気で寝かしつけにかかっている。
もともと、バカラックの原曲が名曲揃いで、特にバカラック好きというわけでもなく映画音楽にも疎い自分ですら聴き覚えのある曲がたくさん入っています。
カヴァーバージョンを作るのは、原曲への理解度とセンスを問われる、音楽家としてはなかなかハードルの高いしごとじゃないかと思うのです。
しかも、これはバート・バカラック曲集で、原曲の完成度が高すぎる。
そこで、どのように原曲の素晴らしさを更に高めながら独自の色をつけていくかについてのひとつの解を、この作品集に見たような気がします。
物凄く緻密で誠実な、職人仕事の結晶のよう。
洋菓子を心から愛する和菓子職人が作った和洋折衷の銘菓を、煎茶とともに食べてゆるむ、みたいなリラックス感があります。
地味な作品かもしれないけれど、すごいなこれ、と唸りました。
よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。
やすらぎに満ちた夜を。
おやすみなさい。
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