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組織のゲーミフィケーション導入効果

こんにちは、DomoのMasaです。

・さらに社員のパフォーマンスを上げるにはどうしたら良いか?
・新商品・サービスに関する情報や知識を効率的に社内で共有するにはどうしたら良いか?
・ITツールは導入したが、より効果的に活用するにはどうしたら良いか?

このような課題に頭を抱える経営者は多いのではないでしょうか。


ITシステムを導入することで一定の効果は上げてきているが、結局突き詰めるとそれを使いこなす「人」をいかに動機づけるか、そこに悩みの多くは行き着くのではないでしょうか。

今回のテーマ:ゲーミフィケーション

そこで今回注目したいのが、近年海外や日本の先進企業に活用されてきている、ゲーミフィケーションというビジネス手法です。

言葉の印象からすると単に物事をゲーム化するという意味に捉えがちですが、ただ単にポイントを与える、かわいいキャラクターを設定する、という表面的なことではなく、「ゲームメカニクスおよび体験デザインを駆使し、人々が自身の目標を達成できるよう、デジタル技術を利用してやる気にさせ、動機づけること」(*1)という広いコンセプトが定義されています。

本日は、このゲーミフィケーション手法をDomoで実現した例をご紹介いたします。


一般的にDomoはBIツールというカテゴリに分類されることが多いのですが、もっと大きな可能性を秘めたビジネス管理プラットフォームであることもご理解頂けるのではないかと思います。

【事例1】店舗スタッフ向け新製品トレーニング促進


• 業界:小売、アパレル企業
• 対象領域:現場店舗スタッフへの継続的なトレーニング


• 課題:ブランドの熱狂的なファンも多く、さらに製品種類が非常に多いことから、店舗スタッフには多岐にわたる知識・情報がタイムリーに必要となる。スタッフが積極的にかつ継続的に知識を得られる仕組みが必要であった。


• Domoによるソリューション:
店舗スタッフの視点】Domoから各種トレーニングプログラムを受講し、参加数やテストの成績に応じたポイントを受け取れる。獲得したポイントに応じて、会社の提供する報酬を受け取ることができる(商品券から世界一周旅行まで!)。またトレーニングだけでなく、Aという製品を10以上売ったら追加ボーナスなど、会社が提供するチャレンジプログラムにも参加可能。もちろん、過去の受講履歴など個人の成長記録管理にもなり、先輩やマネージャーからのコーチングも得られる。


【会社側の視点】どの新製品をどのエリアに展開するのでそれに合わせて教育すべき内容を決める、など全社的な販売戦略に沿ったトレーニング展開が可能となる。情報がDomoに集約されているので、全社員のトレーニング受講状況がダッシュボードで可視化し一元管理できる。さらにもう一歩データ分析を高度化し、トレーニング受講状況と販売データを組み合わせることで、営業成績との関連性についてのインサイトも得られる。

【事例2】what-ifシミュレーション機能を用いた営業促進


• 業界: 小売、家庭用セキュリティ機器
• 対象業務領域:B2C営業


• 課題:いかに営業スタッフを動機づけ、売上upにつなげていくかが課題であった。


• Domoを用いたソリューション
【営業の視点】 Domo上でチームと個人の目標値、最新の売上状況が可視化できる。また個人として仮にどの製品をいくつ追加で売ればという想定値を入力すると、着地見込金額がどうなるかwhat-ifシミュレーションが可能。ここでさらに強力な策として、業績としての金額だけでなく、個人のインセンティブがいくら増えるのか、具体的に可視化することができる。


【会社の視点】 総当たり戦やトーナメント戦など、営業成績をチーム間で競わせるゲーム的なプログラムを設定できる。チームの結束力やチーム間の競争を促進するだけでなく、会社の販売戦略に合わせて方向性を決めることが可能。

昨今の社会的状況によりリモートワークの機会が増えるなど働き方が変わってきたことで、いかにITを用いて人のエンゲージメントを高めるか、その重要性はますます増しています。


皆様の現場でもどの様なことができそうか、考えるきっかけになれば幸いです。


<参考>
(*1)ブライアン・バーク、GAMIFY ゲーミファイ エンゲージメントを高めるゲーミフィケーションの新しい未来、東洋経済新報社、2016年


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