見出し画像

HR領域におけるデータ活用

DomoのKaiです。

はじめにHR部門で働かれている方達の中で、

自信を持って私達の部署はデータを活用して改善活動に繋げている

と言える方はどのくらいますか。

きっとそんなに多くないのではないかと思います。ちなみに、、もう既に活用されている方はこの先読む必要はございません。

この1、2年の間にHR領域でDomoを使いデータ活用をするお客様が増えてきており、その背景をお話ししたいと思います。

画像1

HR領域におけるデータ活用の課題

会社としてはデジタル人材の採用を強くしているのですが、「自分達は?」と問われると、日々の業務に追われ今までのやり方を変えられずにジレンマを感じている方も多いようです。

日々の業務では、複数のシステムから毎月Excel/CSVで出力して、Excelを使って手作業で集計や微調整を行い、各事業部にメールに添付して送付する

どの会社でも実態はこうなのではないでしょうか

効率的なデータ活用ができない理由としては下記が挙げられます。


Excelを使って手作業でレポート作成を行い時間がかかる
必要なデータがバラバラで一元管理できていない
・基幹システムにデータは入っているが、可視化が弱く結局Excelで出力している

ではBIツールを導入すれば効率的なデータ活用ができるか?

いいえ、残念ながら、そういうわけではありません。

自動化という部分だけであれば良いかもしれませんが、どのようなデータ分析を行うかも重要となります。

効果的な可視化は目標との差

せっかくBIツールを導入しても実績のみを可視化しただけでは効果的とは言えません。

例えば、人事本部の1つの大きな役割が人材配置です。

事業部目線では何とか今のリソースでやりくりするしかなく会社全体のリソース配分はできません。人事本部がどの部署で人が余っているのか足りていないのかを把握し、今後会社として力を入れていく事業部には異動、採用、トレーニングを行う必要があります。

ここで人が余っている足りていないは量(人数)と質(スキル)の両方が必要で、人数がいてもスキルがないと運用は回りません(人さえいればOJTで育てられるのであれば別です)。

必要人数の算出は事業部毎に異なると思いますが、

営業予算÷一人当たりの売上、全体コール数÷一人当たりのコール数等

で計算できます。

スキルは、現状管理している全スキルを表示ではなく今後自部署に必要なスキル5つ以内に絞ります。

中途採用する時に記載する職務記述書の内容を活用するでも良いです。

目標を設定すると後は現在の状況を引き算するだけで、問題点が明確になります。今あるデータだけで可視化するのではなく、アクションを取るために必要なデータはざっくりでも良いので作ります。

人材配置を行う上でも、重要となるのが現状把握です。必要な人員数やスキルを可視化することが、初めの一歩となります。

計算は四則演算のみで複雑な関数等は一切ありませんが、業務でアクションを起こすために必要な可視化を行うことは可能です。

可視化した後は日々更新が掛かるデータがあれば、毎日見てチームメンバーと共有することも大切です。

見れば数字が改善するわけではありませんが、スポーツの記録でもダイエットでも数字を常に意識することで、無意識の内に達成しようと行動が変わるという話がありますよね、それと一緒です。

最後に

働き方改革で残業時間の削減やリモートワーク推奨等様々な取り組みを社内で展開されていると思いますが、人事部が一番遅くまで働いており、レポート作成に追われているという話を聞きます。

社内へのメッセージを含め、人事部から率先してBIツールを導入し効率的な組織運営の実施するのはいかがでしょうか。


こういうことで困っていますというコメントお待ちしております。