オリンピックとデータ分析 ~ Domo Historical Olympic Medal Tracker~
DomoのMasaです。
オリンピック開催中ということで、オリンピックに関するデータ分析を番外編でお届けします。
はじめに
「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」
近代オリンピックの父と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン男爵の唱えたオリンピックの精神とともに、東京オリンピック2020がついに始まりました。
Domoとしても何かオリンピックに関連することをということで、第一回1896 年アテネ大会から2016年リオ大会までの歴代メダル数をDomoを活用して可視化してみました。
残念ながら無料のデータは殆ど存在しなかった為、今回はKaggle社が提供するデータセットを活用しています。
国民100万人当たりのメダル獲得数比較
シンプルに国別メダル獲得数の推移を可視化することも興味深いとは思いますが、せっかくなのでもう少しデータ分析らしきアプローチを取ってみました。
おそらく多くの人が、「あの国はいつもメダル獲得数では上位にいるが、人数が多いので当たり前だよな、いまいち合計だけでは比較にならないよな」と思ったことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は人数の多い国と少ない国を比較しやすくする為、国民100万人当たりのメダル獲得数はどのくらいか?と分析してみました。
その結果なんと、
リヒテンシュタインが269.22メダル/100万人で1位
(別の言い方をすると、33,000人超で9メダル獲得している計算になります)。
参考までに、累計では2800超を獲得しているメダル大国である米国は、9.63メダル/100万人という数値になります。
比較方法を変えると、見え方は大きく変わるものですね!
なお今回は国別の人数を計算に利用しましたが、GDPやスポーツ関連予算など、他にも分析に活用できるデータはあります。目的に合わせてどのデータを利用するのがベストなのか、常に検討する姿勢を忘れない様にしたいものですね。
歴代データの面白さ
歴代データを見ていくと、雑学的なネタが見つかるのが面白かったりもします。
例えば1936年のベルリン大会では、グライダー(Aeronautics)という他の大会では無い特殊な競技が存在していた様です。これを知っている方は少ないのではないでしょうか。
AIなど便利なツールに頼らなくとも、データを眺めることで見えてくることもたくさんありそうです。
Domoオリンピックメダルトラッカー
今回の東京オリンピックは自宅でご家族や友人と見る機会が多いと思いますが、「あの国は今までどの位メダルを獲っているのだろうか」など話題に上がることもあると思います。
数クリックで簡単に使えるツールであるDomoオリンピックメダルトラッカーで是非遊んでみてください。
過去の統計データや雑学を披露すると、一緒に観ている方が驚くかもしれませんね。
日本も本日(7/29 15:00)時点で金メダルが13個!まだまだ躍進しそうです!
https://www.domo.com/blog/olympics-tracker/