【コナ】IMWC観戦【新記録】
先週土曜日(というか日曜の早朝〜昼)は全世界のロングトラ屋の聖地コナにて超GOU達の祭典であった。
今回の見所は二つ。一つは他でもない、我等がJETTの司令塔Bucciのコナデビューである。彼があの大洪水のマレーシアでスロットをゲットしてからもう2年になるのか・・・
もう一つはもちろん、男子プロの戦いの行方だ。事前の予想ではこの辺の選手が有力ではないかと思っていた。
サム・レイドロー
昨年ついにニースで頂点に立った、まだ25歳と若く間違いなく今後のアイアンマン界を背負って立つ男。スイム・バイク・ランともに死角がなく、手がつけられない強さ。爆速のバイクに今年はさらに磨きを掛けてきたか?
グスタフ・イデン
2年前にコースレコードを叩き出したノルウェーコンビの一人。独特のノルウェー方式と呼ばれるトレーニングで相方のブルンメンフェルトと共に超絶パフォーマンスを示す。個人的には、なすびデュムランの親戚ではないかと思っている。
クリスティアン・ブルンメンフェルト
言わずと知れた東京オリンピック金メダリスト。当時アレックス・イーとのラン勝負になったとき、彼の体型を見てだれもが「イーが勝つわ」と思ったものだ。その後アイアンマンメキシコで7時間21分の驚異的なIM最速記録を叩き出し、非公式レースでは7時間を切るという真性のヘンタイ。
あとは・・・ライオネル・サンダースも出てるけど、正直もうトップ争いは難しそう。実はよく知ってる選手はこれぐらいで、あとは「名前は知ってる」くらいの選手がこのあたり。
マグナス・ディトレフ キャメロン・ワーフ ロバート・カリン ブレイデン・カリー そしてパトリック・ランゲ。
今年はなぜか不思議な縁があった。
試合前日にJETTのDiscordで「Bucciがんばれ〜」などと囃していたら、現地に無事到着したBucciから「僕とTaiさんの弟(2017、2018のチャンピオン)がプールに来たよ」という写真が送られてきた。
えっなんで俺らの弟なん?・・・アッこっ、この眩しさは・・・もしや・・・!!きょ、兄弟!!🤣🤣🤣どこ行っとったんや〜
おお〜6年前とは言え、二連勝したガチ中のガチプロであるランゲが我らがBucciと肩を組んで写真を撮ってくれるナイスガイだったとは!!うーむこれは、本戦では応援せざるを得ない!
でもまぁ、さすがにもう優勝争いに絡むことはないだろうな〜(と、この時はそう思っていた)
ちなみにランゲは、Bucciの隣のレーンで100メートル1分2、3秒でインターバルを回していたらしい。なんやそれ俺の2倍の速度やんけ🤣🤣🤣
明けて土曜日。私はこのところの気温の乱高下に完全にヤラれて、またしても体調を崩し練習返上して全休に追い込まれていた。どうも日曜もダメそう。こうなったらIMWC観戦モードに集中するしかない。とは言えレースは土曜深夜1時〜とかだから、療養を考えると「起きたらバイクも終わってる」のは不可避であった。ま、しゃーない。
当然日曜朝のエンデュランスは欠席してのんびり起きた。さーて誰がリードしてるのかな。おおっやっぱりサム・レイドローか!!なになにバイクコースレコード?
Sam Laidlow Bike split: 3:57:22
ファッ・・・??
4時間切り・・・だと・・・??
えっこれ平均時速なんぼなん?・・・「時速45.75km」・・・( ゚д゚)ポカーン
おいマジか、これスピードマックス買った俺、大勝利ってこと?(違う)
いやー怖いですねぇ・・・一体4時間で何Wキープしてたんでしょうねぇ・・・😱
さてさて、レースに戻ろう。おっ、トップは確かにレイドローだが、足取りが重いな。一方、追走の水色のトラスーツの彼めちゃくちゃ速いがな。えっ3分40で走っとるやんけ!!誰やこれ。
・・・
・・・・・・
ランゲやないかーーーーッ!!😳兄弟ーーーーッ🤣
レイドローは、明らかにバイクでやりすぎたと見えて、完全に失速。この後は歩いたり、仮設トイレに寄り道したり、コーラをがぶ飲みしたりしてもうほとんどエイジの俺らと同じような状況。
しかし、彼は絶対に諦めなかった。
ヘロッヘロになってゴールしていたが、それでも8時間ちょいという、よくわからない速さ・・・
まだ25歳、来年は雪辱を期してくると思われ、また大注目だな。
一方、快調に進む「我らが兄弟🤣」ランゲは、その後もブルンメンフェルトを始めあちこちで暑さにヤラれて失速する選手が続出する中、全くToastする気配もなくそのままフィニッシュゲートに到着。
Patrick Lange Overall finish time: 7:35:53
ランのコースレコードこそ逃したものの、2時間37分(!!)でまとめ(まとめとかいうレベルか?)、堂々のコナコースレコードを叩き出したのだった・・・
これでコナ通算3勝・・・まさにReal Gou・・・いやー恐れ入りました。同じ○ゲ兄弟でも俺とはえらい違いや・・・(一緒にするなよ)
さて、ではあとはトラッカーを見てゆっくりとエイジの見学。ラン序盤までトップを猛追していたTKが失速、惜しくも4位に後退とか
M80で圧倒的な速さ(16時間切り!)で優勝したのが日本の中田さんだったとか
いろいろトピックはあったんだけど、やっぱり我々JETTとしてはこれに尽きる。
なんと彼は、バイクのエイドで止まって給水していた時に後方の選手に追突されて落車するというとんでもない事故にあっていた😱
その影響でバイクの車輪に影響が出て、その後何度も停止して車軸を調整したり締め直したりする羽目になったという。どうもBucciにしてはバイクが遅すぎると思ったんだよなぁ・・・😭
でも、最悪の事態(DNF)は逃れ、こうして無事フィニッシュゲートに燦然と輝くJETTロゴを掲げてくれたのだ!!こんな嬉しいことはない・・・(ゴール手前でだれかが渡してくれたはず・・・ご協力ありがとうございました)
いやーすごい一日やった・・・熱に浮かされた私は、翌月曜日もまるまる練習休むハメになった。
また、来年は女子コナ・男子ニースでお会いしましょう。私は出(られ)ないけどね😭ま、生きてりゃそのうちにチャンスは来るでしょう・・・
おわり
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