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WTRL Duathlon League

再開

Zwiftのデュアスロンリーグは前シーズンが3月に終わり、次は6月頃と言われていたので「五島や皆生と被ると走れないなー」と思っていたのだが、待てどくらせどアナウンスがない。どうしたのかなと思ってたら皆生が終わってからようやく「8月に再開するからヨロシク」という案内があった。

界隈がなんかザワついてるから何だろうと思って見に行くと、今期から毎月連続で実施するとのこと(!)。しかも、重要なレースフォーマットの改定があった。これまではバイク35分+トランジション10分+ラン15分(場合によりバイク30分+ラン20分のときもあったが、トランジションは10分)だった。

新フォーマット

それが今回から「バイク35分+トランジション5分+ラン20分」となったのだ。これは確かに全体のレース時間のことを考えると今までのトランジションが長すぎた(ロングならわからなくもないが)からだと思われる。しかし実際問題、全開で35分漕いだあと5分では心拍が落ち切らず大変厳しい展開になりそうだ。

もう一つの重要な改定が「公式に外ランオプションを認める」という点だった。これは前回から「ストラバでアップした外ランでも良いよ」ということになってはいたものの、どっちかというと「やむを得ない場合はそれでも可」という感じだったのが、今回はWTRLにエントリーする時点で「外ランする」というオプションを選択できるようになっていた。

ぶっちゃけ自分は関係ないのだが、これで参加のハードルが下がるのは間違いない。ただ、トランジションが5分になったので人によってはランをスタートするまでのプロセスがシビアなこともあるようだ(マンションの高層の人とか・・・)。

時間帯

しかし、それよりも日本からの参加者にとって大きなハードルになったのが時間帯オプションの偏りだった。多くの人が参加しやすかった水曜の20時、21時は無く、19時と22時。木曜の朝も2時、3時の後は4〜6時がなく、次が7時という有様。自分の場合、これではほぼ水曜の19時に決め打ちになってしまう。

残念ながらしばらくJETTの癒し系ライド、Enjoy Home Rideを欠席せざるを得ないようだ。リアルレースの前の週くらいはWTRLを欠席してEnjoy Homeに出ようかな。

それでもJETTのいつもの愉快な仲間たちは苦心しながら時間をやりくりして多数参加してくれている(今回は7名登録)。

電源問題

上記のようなレースフォーマットの変更はさておき、個人的な懸念事項として前回のブラックアウト事件があった。あれからいろいろ考えた。例えば別のブレーカー回路からもう一本電源線引っ張ってエアコンだけそっちにするかとか、最近流行りのポータブルバッテリーのデカめのやつを買って繋いどくかとか・・・

電源もう一本繋ぐのは非常に確実なのだがいかんせんめんどくさすぎる。ポータブルバッテリーは置いとけば災害時にも使えるから一石二鳥だけど、エアコン駆動できるほどのやつだと結構なお値段だ。

うーんどうしよう・・・とボヤボヤしてるうちにレースウィークを迎えてしまった。こうなったら後は最後のスパートの時だけ、工場扇とエアコンをオフにすれば大丈夫だろう。どうせ最後のスパートなんか1分もできないんだから。いつもながらセコイ選択肢にすがりつくものだ・・・(フラグ立ちましたね)

さて初戦は8月2日。リモートワークを早めに切り上げ、さっさと晩飯を済ませてアップへ。Zwiftは最近のアップデートでペーサー間を必要に応じて(ライドを終了させずに)ワープできるようになり、アップが非常にやりやすくなった。いきなりキツイペーサーに乗らなくても、1.5倍ペーサーから少しずつ上げていける。

予定通り19時のOption5のスタートペンへ。今回のコースはGlasgowのLoch Loop。バイクはいつものように最強TTのGiant Cadex Triだ。

一周約8キロ、高低差約70m

一周8キロなので3周めのどこかで終わりになりそうだ。厳しい上りはないが、中盤のBreakaway Braeと終盤のジワジワ来る上りがこたえる。

メチャクチャきつい・・・

スタート〜バイク

例によってスタートで5倍ダッシュをカマし、なるべくアドバンテージを築いてあとはできるだけ4倍近いパワーを維持して粘る作戦。しかし(当たり前だが)1周目の途中からたちまちキツくなってきた。たまらず下りで休み、二周目からはタレまくり。

それでも前のライダーにすがりつき、後ろのライダーからなるべく逃げるようにしてギリギリで粘り、23.5kmまで伸ばすことができた。普段このような高強度練を全然やってないから本当にキツイ。

しかし、本当の地獄はここからだった・・・わかってはいたものの、トランジション5分というのはたとえバイクの横にトレッドミルが置いてあるとはいえ、なかなかに厳しい。「えっもうスタート?マジ?」というタイミングでカウントダウンが一桁になってしまった。

ラン

前回絶好調だった時の感覚のまま、時速15.2km(キロ3分56秒)に突っ込んだ。む、無理・・・!!速い速すぎる!脚が全く追いつかない。ストライドを伸ばせず、ケイデンスが190くらいに上がってしまう。何とか1キロまで我慢したところで、今日はこのままではとても耐えられないと気づく。

あきらめて14.4km/hまで落とす。それでもキロ4分10秒とかだが、さっきよりは何とか耐えられる。しかしそうしていると、後ろからキロ4に上げた外国人選手がジワジワと迫ってくる。チクショー負けたくない!また4分5秒まで上げる、、、耐えられなくなりまた落とす、、、上げる、、、を繰り返して凌いだ。

ようやく終盤。4.5キロを積み上げ、残りは数分。よし、最後の1分まで我慢してスパートかけて後続を千切ろう。ギリギリで耐えろ!ゼェゼェゼェゼェ・・・時速16キロ(キロ3分45)にブチ込め!うおおおおお

反省の色無し

そう。このとき私はブレーカーのことなど完全に忘れていた(笑)。残り30秒「バチン」・・・・静寂と共に漆黒の闇が訪れた。また、やってもうた・・・

放心状態から覚めてシオシオとブレーカーを上げに行き、傷心のままクールダウンジョグ。ああ〜前回はデータ拾ってくれたけど、今回はどうかな〜、ストラバのfitファイルは多分残ってるから大丈夫だし、残り30秒だったから数分消えた前回よりはマシだよな・・・

しかし今回は外ランを公式に認めたことや、レースフォーマットが変わったこともあってシステムの集計が遅れていた。WTRLのサイトのResultを見てもなかなか自分の記録が出てこない。もしかしてダメだったの?でもバイクは普通に完走してるからランがDNFならわかるけどバイクも出ないのは何でだ?

などと気を揉んでいたのは自分だけではなく、チームメイトや世界中の他のZwifterたちも同様だったようで、WTRLのFacebookページは「どうなってんの?」という書き込みで溢れていた。運営からは「いつもよりデータの検証に時間がかかってるから待ってくれ」のお達し。果報は寝て待てということか。

公式記録

果たして、翌朝見たら結果が登録されていた。

何?Hクラス(M55)でトップ?

ああそうか、まだOption10-12が残ってるからな。まだまだ強Gou達が出てくるに違いない。ぬか喜びは禁物・・・いつもそうだ。最初トップにつけても最後にはだいたい4位以下に落ち着くのだ。

と思って夕方まで待っても、翌朝まで待ってもなぜか今回はトップのままだった。どうやら確定したようだ。今回はいつもの強烈なGou達が出走してなかったようだ。すごい。これまで何度も何度も出ていたがエイジで勝ったのは初めてだ。怪我勝ちのようなものだが、素直に嬉しい!

惜しむらくはこの結果をリアルの知り合いに話しても「ふーん、すごいですね(何ですかそれ?)」みたいな反応しか期待できないことかな(笑)。

次戦は「スパートする前にエアコンオフ」と張り紙をして臨むものであります。

【追記】後で落ち着いて他クラスの記録をよく見たら、一個上のM60にボロ負けしてることがわかり、ちょっと凹んだ🤣

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