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【観戦】トライアスロン日本選手権【お台場】

そんなわけで、土曜は帰宅が遅くなり、グダグダしてたら就寝が11時をすぎてしまった。翌日曜朝はJETT Endurance RideのCをリードする予定であるから、寝坊は厳禁だ。

いつもは3時過ぎにはモゾモゾと起き出して朝飯を食い、さっさとWarmupというか距離稼ぎに勤しむのだが、今回はそうも言ってられないので起床を1時間遅らせた。とはいえ睡眠不足は明らかで、なかなか厳しいコンディション。

でも、EnduranceのCは2.5倍〜2.9倍設定、イエローは2.7倍維持ということにしているので、ERGモードで170W(2.7倍ちょい)に設定して淡々と行けばよろしい。

あとは今回は新ルートの「Waisted 8」だけど、これは基本的に従来からあるWaist Bandに新しい(実は、古いらしい)Jarvis島をくっつけて8の字周回するルートだ。

ちゃんと事前に予習しておいたので、スプリリント+KOMの連発にも落ち着いてリードできた。あと、2周目の砂漠でTTTを実施したところ血気盛んな皆さんがGou Gouと5倍走行を繰り広げ(呆気)、たいへん盛り上がった。ご参加ありがとうございました。

2時間50分ぐらいで無事ライドを終了。いつもならあと20〜30キロほど積み増すところだけど、さっさとお台場に向けて移動しないといけない。

とはいえ、シャワー浴びたり、腹減ってたので補給したり、もろもろ準備したり道調べたりしてたらあっという間に1時間ぐらいすぎてしまって出発したのはちょうど9時であった。女子には完全に間に合わないが、男子見られれば良いよね?(すみません)

ということで(?)今回はランで行くことにした。いつもはバイクで行くんだけど、その場合レインボーブリッジを迂回して築地経由でいかないといけないのでなんか損な気分になってしまう。

知らない方のために説明すると、レインボーブリッジを自転車で通行する場合、車輪に「枷」を嵌められてしまい、絶対に乗車できない状態で引いて歩かないといけないのだ。何の罰ゲームだ?(たぶん、開通初期に「乗らないでください」と言っても聞かないアホが居たんだろうね)

で、レインボーブリッジ経由だと自宅から30キロ無いということがわかったので、じゃあ練習がてらランで行くかと。気になるのはバイクではあんまり気にしない強烈な登りがあちこちにあることだったが、まぁそれも練習だし。

最初は抑えめに入って、しばらくしてラン脚に切り替わってきたら4分40〜50を目安にガシガシ。エモ言われぬキツさだけど、何とか我慢できる範囲なので粘る。

気温はそんなに高くないが、日差しが結構きつくて、これ今日マラソンの人は悲惨だろうな、と思う。いつものように腰につけたセンシベルトからハイポトニック飲料をチビチビやりながら。

案の定、瀬田の登り、246のアップダウン、それから環七はともかく目黒通りの登り、そして目黒から白金に登る激坂で死んだ。わかっちゃいたけどこれはあまりにキツすぎた。

そこから高輪ゲートウェイに降りて、アホみたいにデカい建設中のビルに驚嘆し、泉岳寺のあたりからニュルニュルと海側に抜けると、そこはもうレインボーブリッジのふもと。

もうこの辺でだいぶしんどくてモチベーションはグダグダ。完全にジョグでレインボーブリッジを渡ると、そこはお台場。遠くの方から試合会場の喧騒が聞こえてくる。ちょうど男子のスイムが始まった頃だった。

そのあたりで走行28キロだったので、会場行くまでにもうちょっと伸ばせるかな、とポテポテ走っていくと、まさに会場のT1からのバイクスタートゲートでパンダ服の人たちがスタンバっているところだった。

どうせなら29キロまで行っとくか、と思ってそのまま走って「よし29キロ!」と思ったその刹那、あれ?このJETTキャップを被った御仁はBucciではないか?来てるのは知ってたけど、まさかこんな簡単に見つかるとは!😆

聞けば、さっき男子がスタートしたので、コース上で周回が交錯していちぱんよく見えるポイントに移動するのだそうだ。金魚の糞よろしくくっついていくことにする。

歩いてると「あーどうも!」「おーう」という感じであちこちから声が掛かっている。さすがBucci顔広いな。

普段なかなか見ないものも見ることができた。ホイールステーションだ。

見えてるだけで一体いくら??

1周回5キロ×8周のコースだから、もしパンクしたら最悪5キロ近く走らないといけないということ。そうでなくても、普通に考えてショートのレースでパンクしてたら勝負にならないと思うけど、そこは最後まで諦めない!てことなんだろうね。

★のあたりで見てた

見てたポイントはバイクの周回もランの周回も行きと帰りで何度も見られる良い感じの場所だった。さすがBucci応援慣れしているぞ。チームの若者に何度もカツ入れしている。

選手権男子はさすがの速さで、17分とかでスイムアップ(ポカーン( ゚д゚))、あっという間に先頭パックが走りすぎていった。当たり前だが速いめっちゃ速い!!

やはりテレビ中継で選手後方とかから撮ってる絵と、沿道から見てる絵は全然違う。生の選手のスピードや息遣いがダイレクトに伝わってきてすごい迫力だ。

そして何と言っても、みんな学生とか20代がメインだから応援に来てるのも大学のトライアスロン部とかて、レース終わった女子とかも含めて声援の熱量がすごい。

久しぶりにトライアスロンの現場で「黄色い声援」を聞いた(笑)。いいなぁみんな青春しとるやないか。ワシらのロングの試合とか、完全に「お達者クラブ」やで🤣

レースは先頭パックが徐々に数を絞りながら進行。後方では集団からちぎれた選手が苦悶の表情で必死で前を追う姿に沿道からもひときわ大きな声援が送られる。

しかし単独走になってしまうといかんせん集団との速度差は明らか、次第に追い詰められて周回遅れになるとそこでレース終了である。厳しい世界や・・・

改めて、同じトライアスロンとはいえ、ロングとは全く違う競技やな、とつくづく思った。

Bucciがチェックしてくれているライブタイミングを見ると、先頭パックは同時にT2に飛び込んだのに、なんと北條選手がT2だけでガッツリ差をつけ、さらにランの出だしで独走体制を固めてしまっていた。なんという強さ・・・!!

目の前を走り去った北條選手の走りは強烈だった。足運びは完全に陸上1万メートルのような感じで、腰高ですごいストライド、踵がスパーンと上がって超かっこいい。それでいて上半身もガッチリしてるからすごい迫力なのな。

彼はそのままブッチ切りで優勝。ゴール前は完全に「確信歩き」。ヒューッやってみてぇ・・・🤩

後方の選手達の死闘もすさまじかった。なかなかテレビでは見られない攻防があった。やはりバイクの後のランの良し悪しでかなり順位の変動があったようだ。しかしこの大舞台にたどりついたのだから皆さんすごい。本当にすごい。

いやー良いものを見させてもらった。さて帰るとするか。適当にそのへんで食い物買って、東京テレポートから帰りは電車(もう、ランはムリ)で。

大井町から溝の口行きに乗ってしばらくしたら車掌さんに「終点ですよ!」と肩を叩かれて目が覚めた。えっいつの間に・・・!!🤣

帰宅して犬散歩を終えたら撃沈した。

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