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Notes/Domino を有効活用する為に必要なこと3点

Notes/Domino を企業で有効活用する為に、開発者、管理者に求められることは何か、今回はそんなことについて書いていきたいと思います。

1.情報収集力

Notes/Domino に対する認識はアップデートできていますか?
ここ数年、アップデートにより様々な機能が追加されています。

・モバイル/Web対応(HCL Nomad Mobile/Web)
・Webでも開発可能に(HCL Nomad Designer)
・クラウド環境にもインストール可能

Notes/Domino 関連の情報は、あまり多くは拡散されにくく、自ら求めなければ入手は難しいように思いますが、その反面、質の高い情報が多いように思います。

Notes/Domino の最新情報は、HCL社の公式ページやブログ、コミュニティによるイベント、セミナー、HCL Ambassadorのブログなどで入手することが可能です。以前まとめた以下の記事内のサイトもおすすめです。

2.バージョンアップ

V10以降、Notes/Domino は1、2年ごとに頻繁に新バージョンがリリースされ、どんどん有用な機能が実装されています。(2024年10月時点では、V14が最新)しかし、それらのほとんどの機能を利用する為には、NotesクラアントやDominoサーバーのバージョンアップが必須となります。
また、新バージョンの登場に伴い、古いバージョンは当然EOSを迎える為、バージョンアップは計画的に検討する必要があります。

バージョンアップを補助する機能としては、Notesの自動更新(AUT)や V14で追加されたDominoのAutoUpdate 機能などがあります。最新機能の恩恵を最大限に利用する為にも、これらの機能を利用した定期的なバージョンアップを検討することも必要でしょう。

【バージョン間の互換性】
V9以降はほぼ解消されており、大きな影響はないとされています。
ただし、XPagesを利用したWebアプリについては、Javaのバージョンなどが変わっている為、動作検証が推奨されています。

3.他システム連携

昨今のビジネスアプリで高い関心を集めている機能としては、ChatGPT などの生成AIの活用やクラウドサービスなど、Web APIによる他システム連携です。これは、Notes/Domino でも可能です。

Notes/Domino から他サービスへの連携は、LotusScriptで「NotesHTTPRequest」クラスを利用して実現することが可能です。
また、他サービスからNotes/Dominoへの接続であれば、「Domino REST API」を利用することが可能です。
また、サードパーティのEAIツールを利用することも一つの手です。

他システム連携を積極的に活用することで、Notes/Domino の有用性は一気に増すことでしょう。またその為には、Notes/Domino側だけでなく、相手先システムのAPI仕様を把握することは必須となります。
これからは、Notes/Domino の技術者、管理者も、Notes/Domino 以外のことはわからないとは言っていられない時代です。Web APIの利用は、もはや一般的な技術ですので、臆せず挑戦していきましょう。

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