Domino Lab

Kazumasa Hayashi。 Notes/Dominoのアプリケーション開発者。…

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Kazumasa Hayashi。 Notes/Dominoのアプリケーション開発者。HCL Ambassador(2024) ※掲載されているプログラムは、バージョンにより動作が異なる可能性があります。 ご利用の際は十分な検証の上、ご自身の責任でお願いいたします。

最近の記事

NSF 2024 エクストラツアー

先日、ノーツ・しこく・フェスタ 2024に参加してきました。 場所は高松の史跡高松城跡 玉藻公園内「披雲閣」という特殊な場所で、生成AIの話を中心に非常に有意義な時間でした。 イベントの様子は、こちらをご確認下さい。 今回はその翌日に行われたエクストラツアーの様子をご紹介します。 エクストラツアーとは 大層な定義はありませんが、Notes/Domino イベントの翌日、自由気ままに楽しむ大人の遠足と私は認識しています。 中にはこれが目的で、Notes/Dominoのイ

    • Notes/Domino を有効活用する為に必要なこと3点

      Notes/Domino を企業で有効活用する為に、開発者、管理者に求められることは何か、今回はそんなことについて書いていきたいと思います。 1.情報収集力 Notes/Domino に対する認識はアップデートできていますか? ここ数年、アップデートにより様々な機能が追加されています。 ・モバイル/Web対応(HCL Nomad Mobile/Web) ・Webでも開発可能に(HCL Nomad Designer) ・クラウド環境にもインストール可能 Notes/Do

      • DominoHub 2024 OSAKA、無事終了!

        2024年6月に開催された「DominoHub 2024」に引き続き、2024年9月19日(木)に、大阪の南森町の「プレミアホテル -CABIN PRESIDENT-大阪」で開催された「DominoHub 2024 OSAKA」が無事に終えることが出来ました。 ご参加頂きました多く皆様、誠にありがとうございました。 驚異の歩留まり率「102%」 関西でのNotes/Domino のイベントが久々であった為か、Notes/Dominoの最新情報を求めている方が多かった為か

        • HCL Notes でBox APIを利用する(5)

          第5回は、いよいよBox APIを利用するプログラムの解説です。 とはいえ、プログラム自体は、アクセストークン取得時のエージェントの内容と大差ありません。 処理の流れ 基本的には、HTTPリクエストを送信し、そのレスポンス(JSON)を解析して、必要なデータをNotesで活用します。 ■HTTPリクエストの送信 NotesアプリケーションからBoxへ送信するHTTPリクエストですが、ヘッダー情報に、資格情報としてアクセストークンを含める必要があります。 また、HTTP

        NSF 2024 エクストラツアー

          HCL Notes でBox APIを利用する(4)

          第4回は、前回に引き続きアクセストークンの取得についての解説です。 今回は具体的なNotesのプログラムについてです。 「認証取得」ボタンの作成 Notesのビューアクションに「認証取得」ボタンを作成します。 このボタンでは、Webブラウザで次に作成する「pgAuthorize」ページを表示します。ボタンには、以下の式を設定します。 【式】 @URLOpen(“https://ホスト/DBパス/pgAuthorize?OpenPage") 「pgAuthorize」ペ

          HCL Notes でBox APIを利用する(4)

          HCL Notes でBox APIを利用する(3)

          第3回は、アクセストークンの取得について解説します。 ※今回はフローなど、次回は具体的なプログラミングを解説します。 アクセストークンとは Box API を利用する際に必要となる、ユーザーの資格情報です。 このアクセストークンには、有効期間があり、60分となっています。 アクセストークンの取得には、いくつか方法がありますが、Box アプリケーションの作成時に指定した認証方法で取得します。 ※今回は、ユーザー認証(OAuth 2.0 認証)の解説です。 アクセストーク

          HCL Notes でBox APIを利用する(3)

          HCL Notes でBox APIを利用する(2)

          第2回は、Box アプリケーションの設定についてです。 Box アプリケーションとは Boxアプリケーションは、Notesから送信されたHTTPリクエストの内容に基づき、実際にBox上のファイルやフォルダの操作を実施し、そして実行結果を実行元のプログラムに返す役割を担っています。 これがないとBox APIは利用できない為、まずはBoxアプリケーションを設定する必要があります。 開発者コンソール Boxアプリケーションを作成は、Boxの開発者コンソールから行いますが

          HCL Notes でBox APIを利用する(2)

          HCL Notes でBox APIを利用する(1)

          今回から数回に渡りHCL Notes からBox APIを利用する方法を解説します。 第1回は、Box APIの概要や想定する動作環境などについてのお話です。 Boxとは Boxとは、世界中の多くの企業で採用されているクラウドストレージサービスです。組織内外のユーザーとのファイル共有や、業務アプリケーションとの連携が可能です。また、法人向けプランであれば容量が無制限で利用できたり、セキュリティも高いとされています。 ※詳しくはBoxの公式サイトをご確認ください。 Box

          HCL Notes でBox APIを利用する(1)

          DominoHub 2024

          日本のHCL Ambassador達が主催のNotes/Dominoイベント『DominoHub 2024』が6月に開催されます! 今年のテーマは、 「Fun with Domino」 -Dominoならできる、Dominoだからできる- Notes/Dominoの最新情報に興味がある、継続的に利用されており、もっと活用したい方、他システムへの移行を検討されている方など、すべてのNotes/Dominoに関わる方々におすすめのイベントです。 開催日程・会場 以下の日程

          DominoHub 2024

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その4

          今回がこのシリーズの最終回です。前回確認したDXLを元に、置換用のDXLを生成するプログラムを解説していきます。 ※前回の記事と連動していますので、もし読まれてない場合は、先に以下の記事をご確認ください。 DXLの解説 まずは、前回取得したリッチテキストのDXLを見てみましょう。 ※下記は、見やすいようにスペースや改行を入れています。 <item name='Body'><richtext><pardef id='1'/><par def='1'/><table wid

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その4

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その3

          前回に引き続き、印刷画面生成エージェントについて、解説していきます。 ※前回の記事と連動していますので、もし読まれてない場合は、先に以下の記事をご確認ください。 いよいよこのシリーズも3回目となり、残すは置換するリッチテキストフィールドのDXLを作成するプログラムのみとなります。今回はその前段階として、リッチテキストフィールドに作成したい表のDXLの情報を確認する方法を解説します。 作成したい表のDXLを確認する最も簡単な方法は、実際に文書に表を作成し、その文書のDXLを

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その3

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その2

          前回に引き続き、DXLを利用した動的な印刷画面の構築していきます。今回は、印刷画面生成エージェントについて、解説していきます。 ※前回の記事と連動していますので、もし読まれてない場合は、先に以下の記事をご確認ください。 処理概要 印刷画面生成エージェントの処理の概要は以下の通りです。 1:印刷用文書を新規作成、保存する 2:印刷用文書のDXLを取得する 3:取得したDXLを加工する   →実行元文書に対する返答文書の情報を集約した表を示すDXLを追加する 4:加工したD

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その2

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その1

          『ペーパーレス』化が叫ばれて久しいですが、未だ需要の尽きない印刷画面。Notesで印刷画面を作成する場合、1文書の情報を固定のフォーマットに落とし込むだけであれば、比較的簡単に作成することができますが、子文書や関連する文書の情報を基に動的な印刷画面を生成する場合はどうでしょうか? もし、WebアプリケーションであればXPagesの繰り返しコントロールを利用することで、比較的簡単に構築することが可能です。(こちらに関しては今回は触れません) Notesクライアント用のアプリ

          DXL活用例 -動的な印刷画面- その1

          V14へアップデート後、Javaのエラーが発生した件

          最新のDomino V14では、Javaのベース部分が更新されています。 今回は、その影響で私が遭遇したJavaのエラーと解決方法について、ご紹介します。 Domino V14では、Java 17 に! Domino V14では、JVM のバージョンは、これまでの Java1.8 から Java 17にアップグレードされています。 その為、V14へアップグレードされた場合、XPagesやJavaに関するプログラムは、念の為、動作確認を行うことが推奨されています。 「ja

          V14へアップデート後、Javaのエラーが発生した件

          HCL Ambassador Class of 2024

          2024年度のHCL Ambassadorが発表されました。 今年は、日本から過去最多の10名が認定されており、これは世界的に見てもかなり上位の割合を占めています。2024年はこのHCL Ambassador達を中心に、日本国内のNotes/Dominoシーンの活性化や面白い変化が起こることを期待せずにはいられません。 HCL Ambassador Class of 2024 2024年の日本のHCL Ambassadorは、以下の10名です。(会社名50音順) ■

          HCL Ambassador Class of 2024

          Notesアプリケーション開発はローコード!誰もが開発者に?

          Notes/Dominoの技術者が不足していると耳にすることがあります。業務で20年以上Notesを利用している企業の方からも、最近は機能改善をしたくても、社内に技術者がおらず困っているとご相談頂くこともあるので、実際にその傾向にあるのかなとも感じます。 ただ、そのように業務でしっかりと活用されている企業であれば、社内に1、2人でも開発や運用に詳しい人がいれば、よりビジネスに有効活用出来るので、非常に勿体ないことだと感じています。 Notes/Dominoは、ローコードか

          Notesアプリケーション開発はローコード!誰もが開発者に?