第1回 #ドミニオンGP サプライ解説（予選4回戦）
この記事では7月4日に行われたドミニオンGP2020予選4回戦で使用されたサプライを解説していきます。
サプライ
オンライン用テキスト
地下貯蔵庫, 追従者, 家臣, 役人, 鉄工所, 鍛冶屋, 公爵, 祝祭, 書庫, 改良, ギルド集会所
サプライコンセプト
公爵・ステロ・引ききりの複数ルートがあり、どれを選びますか？というサプライです。どれも勝つ可能性がありまずがいずれも構築は容易ではないでしょう。少しのミスで構築が遅れたり、勝利点を買い始めるタイミングを間違うと勝つことは困難でしょう。
代表的なルートを３つ紹介しましょう。
ルート１：鉄工所公爵
鉄工所で銀貨を取り５金で公領と公爵を集める昔からある戦術ですが、今回はギルド集会所があるのがポイントです。鉄工所が1金1財源銀貨獲得となり、以降は安定して５金を連打できるようになります。ほとんどの場合購入したほうがよいでしょう。
ただし一度5金でギルド集会所を購入する関係上、公領を買い始めるタイミングはかなり難しいと思います。十分強くしてから……と考えていると十分な点数を集めることが出来ずに終わってしまうでしょう。
ルート２：祝祭鍛冶屋引ききり
祝祭と鍛冶屋で引ききるオーソドックスなデッキです。追従者による村人もあるので中盤以降は安定して引ききることができるでしょう。引ききってさえしまえば安定して属州がとれ、属州属州や属州公領も夢ではありません。
ただし構築序盤は非常に難しく、必須パーツである改良をどうやってとるかが特に重要になってきます。構築するなら4ターン目までにはぜひとも欲しいカードですが、銀貨などを入れると中盤に邪魔になってしまいます。オススメのスタートは鍛冶屋-追従者です。
ルート３：ステロ
シンプルに鍛冶屋ステロをするのも選択肢の一つです。財源とステロが相性がいいのは言うまでもなく、最初の5金を嘆く必要がありません。鉄工所を入れて銀貨多めの構成にするのもよいでしょう。
構築難易度は低いですがその分爆発力には欠けている点は否めません。よくも悪くも丸い手であるといえるでしょう。
大会結果を見て
全体的に公爵がよい結果を残しました。構築難易度が低いながら正しく組めたときにしっかり勝ちきれるのが大きな要因でしょう。引ききりはやはり構築難易度が高かったようですがそれでも構築に自身を持つプレイヤーは引ききることを選び勝利していました。
制作秘話
「公領公爵ができるサプライを」から作り始めました。気づいた人もいるように、2018年の日本選手権で出たベーシックなサプライにルネサンスを加えてどう調整するか考えました。実は初期案から王国カードは1枚も変わっておらず、ずっとどのプロジェクトを入れようか悩んでいた印象があります。最終的にギルド集会所を入れてもコンボで勝てる&公領公爵はより難しくなることがわかったのでこのサプライになりました。
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