KEIBA dominic #13 俺たちのチャンピオンズカップ

ドミニクだ。

国内負け無し、今週も断然人気の主役が登場。海外遠征が難しい今年のトップクラスは、このように、実力のある馬がそのまま国内に専念するため、ここまでは順当に人気馬が勝っている。

このチャンピオンズカップについては、ダートであり、海外狙いは来春。そういった意味では例年どおりなわけだが、ダート界はトップクラスが使えるレースの選択肢が少なく、真のトップクラスはすでに勝負付け済みということが多い。未対戦組は、3歳か地方ドサ周り組になるわけで、なかなか難しい。ダートの地方ドサ周りは、名ばかり重賞組であり、だいたいが、真のトップクラスとあたると惨敗してしまう。しいてあげるなら3歳か。

そんな背景から、クリソベリルの断然人気は頷ける。

しかし、馬券は3頭分選べるわけだから、残りの2頭の選び方次第では、なかなか楽しめると考えている。なぜなら、真のトップクラス以外は大差がないのも、ダート界の特徴だから。

というわけで、馬具チェック、臨戦チェックで買える馬をピックアップしていこうと思う。

○チャンピオンズカップ

開催される中京ダート1800mは、前半に坂があり、テンはさほどはやくなりにくい。さらには、3.4コーナーに下り坂があり、ラスト直線も坂ありとタフなコース。かつ、小刻みなギアチェンジが要求される緩急コースでもある。G1を行うには疑問なトリッキーなコース。昨年は1.48.5という異常なタイムがでたが、本来は若干時計を、上がりを要する馬場だ。

今年は雨もなく良馬場であり、1.50台あたりが勝負ラインか。テンについては、内枠にメイショウワザシ、エアアルマスがいることで、例年よりはペース早くなりそうだ。さらに、中枠、外枠にもポジションをとりたいタイプがそこそこいることから、緩急コースにしては異例の、流れるペースを予想。この流れの中で、内目で上手く立ち回れる、脚をためられるタイプはかなり有利だろう。断然人気クリソベリルの不安点は外枠であり、向正面で少しでも内目に入れることが必要。

前述の逃げ2頭が内目をとるため、直線は内目は渋滞が予想される。元々中京コースは、インが有利と言われているわけで、各馬インをねらいにくる。そのため、昨年のチュウワウィザードのようなロスも発生してしまう。今年はギアチェンジはさほど必須とはいえないが、コースの切り替えがスムーズにできるタイプが良いのは言うまでもない。