ショーファードリブンなジン~タンカレーNo.10~
最高峰としての異名
「ジンのロールスロイス」という異名を持ち、世界中のオーセンティックバーで使用される、タンカレーのNo.10。
私がBarに行ったとき、コレを使われると微妙な気持ちになるというお話。
「○○のロールスロイス」と呼ばれるものは、様々なモノで存在しており、その分野における最高峰であるという意味で使われる。
マッカランhttps://www.suntory.co.jp/whisky/macallan/
パテックフィリップhttps://www.patek.com/ja/ホーム
FOXアンブレラhttps://vulcanize.jp/products/list?category_id=9
ニューバランスhttps://shop.newbalance.jp/shop/e/eEnb-m1300cl
コノリーレザーhttps://www.connollyjapan.com
メイソンピアソンhttps://www.masonpearson.jp
ジャコウネコのコーヒーhttps://www.nishinaya.com/pages/kopi/
モンクレールhttps://www.moncler.com/jp/
ジョンスメドレーhttps://www.johnsmedley.jp/
二元論
クルマには大きく分けて2種類ある。
それは、「ドライバーズカー」か「ショーファードリブン」かだ。
ライカイズム(カメラは、ライカかそれ以外)のような二元論で語ると、インパクトがありつつも語弊が生じやすいが、自由なnoteということでご容赦願いたい。
ドライバーズカーとは、自分が運転して移動する為の車で、いわゆるスポーツカーなど、運転を楽しむ車はドライバーズカーに属する。
ショーファードリブンは、お抱えの運転手が付くような車だ。リムジンやタクシーなどのハイヤーなどがこれにあたる。
どっちがクルマとして正しい使い方かを論じるつもりはない。
それなりにスポーツカーに乗ってきて、車の楽しさも知っているし、助手席や後部座席に大切な人を乗せる幸せも知っているつもりだ。
ただ、助手席や後部座席に魅力を感じない。
ある時に、リムジンで移動する機会があり、もちろんテンションは上がったが、それを日常的に味わいたいかといわれればNOだ。
愛されるよりも愛したいマジで
上の方で紹介した、各界のロールスロイスを買ってきたが、そのほとんどがプレゼントとして購入したものだ。(パテックは憧れているだけ)
大切な誰かと飲みにいくときは、タンカレーのNo.10がおいてあるようなオーセンティックBarを選ぶ。それは、ショーファードリブンの運転手になりたいから。
もちろんなにかに疲れてしまった時は、自分へのご褒美としてバーテンダーを運転手と見立て、イイお酒でオモテナシを受けるのもいいだろう。
でも実際そんな時はあまりなく、誰からの気遣いも受けずに雑多に飲める安酒の方が、心地よかったりするのである。
ロールスロイスを飲めば美味しいのは当たり前だろう。
小排気量を頑張って回すかように、安酒のアルコール臭さのなかのわずかな華やかさを見つけるのも楽しいし、色々アレンジしておいしくするカクテルに魅力を感じてしまう。
私にとってBarのNo.10は、「考えることの放棄」と「オモテナシをされるくすぐったさ」を感じる。ジンはジンらしく、不道徳な酒として飲むのが私のジンの愛し方なのかもしれない。
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