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ぽっちゃりメガネおじさんと想像力

昨日、映画『アリー/スター誕生』をレイトショーで見た帰りの電車でのこと。

前に、30代後半から40代前半くらいの女性と、40代半ばから後半くらいのぽっちゃりメガネおじさんが座っていました。

女性はおそらく未婚、男性の方はあきらかに既婚者。

終電間近ですが、会社の帰りでしょうか? 二人ともほろ酔いな感じです。えらく距離は近い。おたがいにスマホを見せ合い、相手のスマホをさわったりしてる。別れ際には、手を恋人つなぎ。

ええ、どんな状態か想像したみなさまもお察しの通り、おそらく、不倫関係です(笑)

イナバ物置に乗っている100人のおじさんに聞いたら、98人は「うん、これはできとるな」というでしょう。

僕もこの2人は100%できているだろうという確信があり、気になりすぎて、先に阪急蛍池で降りた女性に、

「すみません! 先ほどのぽっちゃりメガネおじさんとは何がきっかけで!?」

とインタビューをしたくなったほどです。

もう、阪急電車に乗っている間、

「この2人はどこで知り合ったんだろう?」

「何がきっかけでそういう関係になったんだろう?」

「女性の方が男性を好きな気持ちが強そう。どこに魅力を感じでいるんだろう?」

「まわりにはバレていないのかな? こっちから見たら明らかやけど」

などなど、勝手に決めつけ、想像が止まりませんでした。

自分の人生を生きる上でまったく関係のない、そんなちょっとした風景ひとつで、なんだかいろいろ想像してしまうのが人間のおもしろいところです。

お二人がその後どうなるかはわかりませんが、

「想像力」っておもしろいですよね。

そして、この「想像力」にはすごい力があります。

想像している通りになる。

「思考は現実化する」とか、そんな自己啓発の世界の話ではなく、

頭の中で視覚化したことって、生理的に、その行動を実際にしたときと同じように、特定の脳の部位が活性化するんだそう。

スポーツ界に限らず、イメージトレーニングが大事だよ、というのもそういうこと。

これもポジティブ心理学の研究でわかっていることですが、

視覚化できると、ポジティビティ(自己肯定的な心の状態)が高まり、エネルギーや意欲も高まります。

受験などをする際、保護者さまに、実際にその学校に行って見てみるといいですよ、子どもが実際にその環境にいる自分をイメージできるようになるのが大事ですよ、なんて言うのはそのため。

車が走るにはガソリンが必要なように、人間が何かをやるにも、何か目標に向けて湧き上がるものが必要で、長期にわたるプロジェクトであればあるほど、目標の視覚化が有効になってきます。

視覚化ができると、「行動」も変わってきます。

すると、もちろん、「結果」が変わります。

おもしろいことに、教室で、子どもの行動を見ていると、その子が伸びるかってわかるのですね。

賢い子はやっていることが賢い、といいますが、伸びる子は伸びることをやっている。

実際に、いま教育界などに取り入れられるか研究が進んでいるVR実験でも、授業中の生徒の様子を見るだけで、その生徒がテストで良い点を取るか悪い点を取るかがわかる、という結果が出ています。

それについて、

以前、才能心理学協会の北端先生と、教室で、VRと教育の親和性はどうなのか、VRをどう教育に取り入れていったら良いのか、というような雑談をしていたのですが、

「VRだろうと実際だろうと、見るものによって感情が変わるからね〜結果、行動が変わるし、結果も変わるよね」

なんて話していました。

「見るものを変えると、行動が、そして、結果が変わる」

人間には「想像力」っていうすばらしい能力があります。

子どもが、家族が、どんな風になっているのが最高なのか、その姿をはっきりさせて、想像力を良い方に使っていきましょう(^ ^)

「見方」(うちの子は賢い、この子はバカだ、この子はいつも失敗する、などなど…)によっても成績は変わるので(「ピグマリオン効果」ってやつですね)、

子どものことを「良いもの持ってるのよ〜」ぐらいで見てあげてくださいね。

子どもたちが自分の良い未来を想像できますように。

そして、女性が良い男性に出会って、幸せになりますように…

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

もし、こういう教育に共感してくれそうなお友達がいらしたら、このブログを紹介していただけるとうれしいです^ ^


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新留裕介
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