やる気より「その気」
先日の保護者さまとの面談でのこと。
少し前までは、
「やる気が出ない〜」
「めんどくさい〜」
とよく言っていた子が最近はすごくいい感じで、
表情も明るく波に乗れているなと感じていたので、
保護者さまと「いい感じですね」と話していると、
この頃は自分から机に向かい、毎日2時間は勉強をしているとのこと。
いい意味で基準が上がり、自分にきびしくなってきているようでした。
「先生にやる気なんてなくて、やっているうちに出てくるものって言われた〜」
と家で言っていたらしく、
実際にやってみて、
「ほんとやったわ」
とお母さまに伝えていたそう。
授業中、勉強以外の話をすることもありますが、言ったことを素直に聞いてくれ、やって実感してくれたんだなとうれしくなりました^ ^
何かをやりたいと思っても、その日の体調や気分ってあります。
好きなことでも、やりたくない日や気分が乗らない日もあるんですよね。
僕もよーくあります(笑)
でも、どこの中学校に行きたい、どこでこんなことをしたいってなったとき、
レベルの高いところや人気のあるところに行こうと思うと、それだけ競争率も高く、まわりのレベルが高くなり、求められることが多くなります。
その中で選ばれるためには、必然的にやらなくてはいけないことも増えていきます。
どうやって、いろんな波がある中でも、やり続けられるかが大切なんですよね。
もちろん、受験が誰かが決めたからではなく、「自分ごと」であることは大前提。
自分で選んだものじゃないと、持続的なやりたいなんて気持ちにはなりません。
でも、自分で選んだものでも、やっぱり波はあるもの。
その際、
難しいことほど、やることを具体的に、「いつ」「どこで」やるか決めることが大切で、
簡単なことは、なぜそれをやるのか、やった先にどんな報酬があるのかを考えるとよかったりします。
そして、努力を継続するとき、ドーパミンが鍵を握りますが、うまく働いてもらうためには、やる気ではなく「その気」、
僕はあそこに行くんだ、という思い込み、
あそこに行くひとだったら今こうするよね、という自覚や覚悟も大切だったりします。
ひとつ大きな波を乗り越えて、レベルが一段階上がった感じがある子たち、これからの成長がまた楽しみです。
僕自身、行動力がない方で、よく先生に「行動しな変わらないよ〜」と言われていたので、その子の行動力を見習わないとです🦥