短編小説 Ｍ＆Ａってお魚買うのと似ているよね 第1話 Ｍ＆Ａ
新年あけましておめでとうございます🎵
今年もよろしくお願いします(^^♪
新春記念！
世界一短いかもしれないＭ＆Ａ小説、１話たったの４００文字（１分で読めるよ）の全１２話。（全部で５０００文字弱）
さくっとＭ＆Ａ全体を知りたい人、読んでみる？
「Ｍ＆Ａが何かって？ そうだな、お魚屋さんでブリ買うのと似たようなもんだよ」
そう答えると、絵夢は眉を寄せた。
「ちょっと！ ふざけた説明じゃなくて、ちゃんと教えてよ」と、ほっぺをぷくっと膨らませる。
「わかったよ」
肩をすくめる。めんどくさいと言うと１０倍返しが来ることは目に見えている。
「Ｍ＆Ａは企業が他の企業や事業をお金を払って買収することさ。ね？ ブリを買うのと変わらないだろ？」
これで煙に巻ければいいのだが、絵夢は考え込む。
「まあ、言われてみれば、ね」
「でも、ブリは一度食べたら終わりだけど、Ｍ＆Ａは違う。買収した企業は『継続してお金を生む』から価格を決めるのが難しいんだ」
「ふむ、なるほど」
残念ながら絵夢の興味心に火がついてしまったようで……
「で？ 続き詳しく！」
続きを期待するキラキラした瞳。こうなると、なるべく簡単かつしっかり分かりやすく説明するしかない。俺は肩をすくめて苦笑した。
