『王国（あるいはその家について）』 海外配信サイトMUBIに掲載された一般レビュー4選を翻訳紹介📖
こんにちは。『王国（あるいはその家について）』は以前に海外の配信サイトMUBIにて配信されたことがあります。
該当サイトに鑑賞者の作品レビューが掲載されています。今回はその中の4つを紹介します。予告と合わせて視聴することで、全く新しい映画に期待が高まるはずです。ぜひご覧ください。
👉MUBI Domains
①devs さん
devs
Yes it’s boring and emotionless but also full of emotion. I know that makes no sense but it just does.
退屈で感情がないが感情に満ちている。それが意味がないことはわかっているが、ただ意味がある。
② Juan Joseさん
Juan Jose
the filmmaker pushes you to reflect on how our relationships and our psyche can be shaped by tiny details whose influence we barely understand.
私たちがほとんど理解していない影響を与える小さな細部によって、私たちの人間関係や精神がどのように形作られるのかを考えるよう促します。
③Patrickさん
Patrick
Examining the motives behind a murder as if re(or de)constructing its facts. The real drama happens in the viewers minds and whatever the eye can glean through expressions.
事件の背後にある動機を、事実を再構築するかのように検証する。本当のドラマは、見る人の心の中で、そして表情から読み取れるものの中で起こる。
④coffeeandfilmさん
coffeeandfilm
Watching this film is similar to playing with a Rubik’s cube. You get different unmatched colors on each side with the pockets of dialogues and storylines. But as you move around the pieces, colors will find each other and the stories are put together brick by brick.
この映画を見るのは、ルービックキューブで遊ぶのに似ている。それぞれの面に、台詞やストーリーのポケットを持つ、異なる不揃いの色がある。しかし、ピースを動かしていくうちに、色同士が出会い、ストーリーがレンガのように組み合わされていく。
いかがでしたでしょうか。わたしが特に注目したのはcoffeeandfilmさんの、本作の構成を「ルービックキューブ」と例えたことです。全く重要と思われなかった会話が、繰り返されることで、とても重要なファクターであることに気付かされます。それはルービックキューブのようにある時、突然色が揃ったり、崩したりしながら真実に近づくのかもしれません。
MUBIでは他の日本映画のレビューもありますので、そちらを閲覧するのも楽しいです。
澁谷麻美 笠島智 足立智充 龍健太
監督：草野なつか
脚本：高橋知由 撮影：渡邉寿岳 音響：黄永昌 助監督：平波亘
美術：加藤小雪 衣裳：小笠原由恵 ヘアメイク：寺沢ルミ
編集：鈴尾啓太、草野なつか
写真：黑田菜月 演出助手：神田友也
手紙文作成：高橋知由、澁谷麻美
イラスト・タイトルデザイン：さいとうよしみ
エンディング曲：GRIM「Heritage」
エグゼクティブ・プロデューサー：越後谷卓司 プロデューサー：鈴木徳至
愛知県美術館美術品収集委員会・オリジナル映像部会委員：天野一夫、岡田秀則、岡村恵子、酒井健宏
企画：愛知芸術文化センター 制作：愛知県美術館
配給：コギトワークス
宣伝プロデューサー：村上知穂
宣伝：大橋咲歩、本多克敏
宣伝デザイン：三浦樹人
予告編：川添彩
2018年／カラー／スタンダード／150分
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