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福岡JRAT啓発活動

 私の福岡OT協会災害対策の理事の任期をは今年で終わりましたが…。

 引き継ぎも兼ねて現在も私も部員として活動は継続しています。今回は地元みやま市の中核的な医療機関の80周年記念イベントのテーマが災害時の医療だったので、福岡JRATにもイベント出店のお声かけがあり急遽ではありますが、福岡JRATの啓発活動に参画させていただきました。


1.福岡JRATについて

 全国組織としては一般社団法人日本災害リハビリテーション支援協会があり、地域のJRATとして福岡JRATが存在します。

1)運営

 福岡JRATとはありますが、現在、事務局的なことは実質、福岡県のPT ,OT,ST協会で運営されています。この辺の経緯は私も詳しくは理解できていないのですが、とりあえず今回の啓発発動は私もJRATのビブスを着て活動しました。今回は福岡JRATとしては初の公式な場での啓発活動となりました。

2)今回の活動の意図

 福岡県は他の県と比較して地域JRATの組織化が早い方ではありませんでした。他の地域を見ていると地域JRATは大規模な被災を経験した県の方が組織化が加速される傾向にあります。なので福岡の災害リハの研修会では熊本震災を経験された熊本JRAT関連の方を講師としてお呼びすることが多いです。そういう意味では福岡県は災害がないわけではないが、大規模な災害が多くはない地域と言えるかもしれません。
 といった状況で今回はヨコクラ病院さんのイベント内容が災害関連だったので、まだ歴史の浅い福岡JRATとしては存在感を示す良い機会だったと思います。

2.今回のイベント

1)福岡JRAT啓発内容

 福岡JRATは正式に組織化される前から熊本や岡山などの支援も福岡県のリハビリ職種の方々が参画しておりました。①その歴史を簡単な動画にして流すことと、②パネル展示(福岡JRATの概要・PT/OT/STの災害時の支援)と③身体機能測定体験ブースでした。

福岡JRAT動画とパネル
体力測定

2)その他

 NTTドコモさんの災害支援機器や、防災士の方々の避難所のダンボールベットや、アイリスさんの災害食、簡易トイレその他、色々ありました。
 また災害時に活躍するクルマがいっぱいあったり、キッチンカー、みやま市マスコット、クスッピーや、くすベェがきて、家族連れの方も楽しめる感じでした。

防災士の方々が運営してた避難所で使用できる段ボールベッドなど
災害食試食コーナー
docomoさん
災害時に活躍するクルマたち
薬剤師協会さんの災害時のキャンピングカー使用支援車
くすべえ

3.自分の災害時リハビリ支援活動について

1)災害リハビリ支援を始めたきっかけ

 この仕事に私が関わり出したのは2016年の熊本震災がきっかけでした。実際にはこの震災では、私が所属する大学は熊本との県境ということもあり何かしたいが、なかなか支援をすることができなかった想いから関わることになりました。
 特に災害リハ支援をしたいという訳ではなかったのですが、当時から所属していた福岡OT協会で災害リハ支援に携わる機会があったので、手を挙げて関わることになったら気づいたら災害対策の理事の役回りを頂いた形でした。

2)福岡OT協会として災害リハとの関わり

 理事を4年やってみて私が当初やりたかったことは被災現場で何か支援をしたいという想いだったのですが、結果、行う業務は福岡OT協会の災害リハ支援の整備体制を立ち上げて作ることでした。また、理事在任中は災害リハに関わる会員を増やすことが目的でもあったので、希望された会員の方に災害リハ研修を受講していただき私自身は受講できませんでした。

3)これから自分が災害リハ支援とどう関わるか。

 全く不完全でしたが、4年間は福岡OT協会の災害対策理事の業務に従事させていただいたのでそれには一区切りさせて頂きました。今後は何か有事があった時に動きたいと思います。そのためには私自身が、ジムテフのアドバンスコースを受講し、有事の際に被災地に支援に行けるようになりたいなと思っています。
 支援に行くなら多分、一人で行くと思うので、私はロジスタッフができるようになるべきなのかなと思っています。

4.最後に….

 私みたいに、災害時に何か支援がしたいという福岡県のリハ職の人がいたら一緒に支援ができるように活動をしてみませんか?というお誘いをしてみたいなと思います。
 実際には家庭や職場の都合で私も有事の際に支援に行けるか分からないので支援に行ける体制ができている人は増やして行かないといけないかなと思っています。福岡県OT協会会員の方で興味ある方いらっしゃったら連絡くださいw

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