宗教にメス
ハラリ ‘#21の提言 ’ Ch.8. #RELIGION
‘ #God now serves the #nation ’ P127~130
(本題)
21世紀 の世界における #伝統的宗教 の役割を理解するために、3つのタイプの問題に分けて論考する。
1. #技術的問題 。例えば、不毛な国々の農耕者は、 #温暖化 によって引き起こされる #干ばつ にどう対処すべきであろうか?
2. #政策の問題 。例えば、政府はどんな尺度で、 #温暖化を防ぐべきであろうか ?
3. #アイデンティティーの問題 。例えば、私は世界の反対側の農耕者の問題をかんがみるべきであろうか?
それとも、自分の民族や国家の人々の問題だけを、かんがみるべきであろうか?
1.技術的問題。
#伝統的宗教 は多くの #縄張り を失った。詳しく言えば、農業や健康維持にとって大変役に立つものではなくなった。 #預言者 や #グル の本当の行いは、 #雨ごい 、 #ヒーリング 、 #予言 や #マジック では決したなかった。むしろ、 #預言者 のしてきたことは #解釈すること であった。
#預言者 とは、 #雨ごいのダンス をどうやって踊るか、 #干ばつ をどうやって終わらすかを知っている者を指すのではない。
#預言者 とは、 #雨ごいのダンス が失敗に終わった理由や、我々が #神 を信仰し続けなければならない理由を、どう正当化するのかを知っている者を指す。
#科学 を打ち負かす際の劣勢に置かれると、 #宗教的リーダー がとる #解釈 は、たいへん天才的といえる。
#科学者 はどうやって #断片 をとって、 #証拠 とこすり合わせるか知っている。しかし、最後には、 #科学 の輝かしい特徴として、失敗を認め異なる方法をとるといったことを進んでする。このことが、 #科学者 がより良い作物の成長のさせ方を発見する所以である。一方で、 #預言者 や #グル は、ましな言い訳の仕方を覚えるだけである。世紀にわたって、真の信者でさえその違いを知っていた。その違いこそ、 #宗教的権威 が #技術的分野 においてますます後れを取っている理由である。これはまた、世界全体がますます一つの文明に集約されていることを示す証拠でもある。
物事が本当にうまく機能するならば、誰もがそれを取り入れるものだ。