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2005.8.24 みんなひとりぼっち
ザ・コレクターズによる、日本語モッズカバーアルバム
「BIFF BANG POW」。
同じく彼らのベストアルバムと共に、ついに本日発売!
これが、素晴らしい。
彼らは来年、20周年。
にもかかわらず、この風通しの良いかっこよさ。
英語を日本語に訳しての楽曲、ということが
既に今は珍しいのでは?とさえ思えますが、
彼らが日本語でカバーする意味の大きさは、計り知れません。
多くのモッズな名曲が収録されていますが、やはり私のトップは
日本代表、THE BIKE「恋のイナキュレーション」。
『からっぽの頭 かわいた唇 ぼやけた未来 うすよごれた笑顔
大嫌いな月曜日 ぼくの夢をこわさないで
すごい速さでながれる雲 大好きな雨降り』
私の中でのモッズは、カッコいいと同じくらい切ないのです。
ピート・タウンジェントはもちろん、
おそらくモッズではないチャーリー・ブラウンや、
ユロ叔父さんや、ジャン・P・レオー演じるドワイネルやらを、
見てても感じる、どうしようもない感じ、
なんかもう、ほんとにどうしようもなくてからまってしまうあの感じが、
モッズにも感じられ、
どうしようもなく切なくなるのです。
「モッズとは、やせ我慢の美学」といったようなことを、
リーダー加藤ひさし氏もおっしゃってました。
20年以上前に作られたこの楽曲が、
今でも違和感無く聞こえるコレクターズの信念は
ホントウに、奇跡に近いのでは?とすら思うのです。