人生決まったかも!? の大好きなアルバム
私の偏屈人生の始まりのベルを高らかに鳴らしたのが
P-modelの3rdアルバム、『potpourri』。
当時、福岡は天神にあったファッションビル、
天神コアかビブレかどちらかの中の、どこかの洋服屋が閉店するとかで
洋服と一緒に店内備品も安価で売り出していていました。
その中に数枚あったレコードの中の1枚が『ポプリ』のサンプル盤。
当時は店内で流す音楽もレコードで、ということだったのか
スタッフの私物だったのか。
今でも覚えている300円。
初めてA面B面レコードプレーヤーで聴き終った時、
怖くてしばらく動けなかったくらいの衝撃でした。
このアルバムからP-modelをテッペンとした
いわゆるニューウェーブにどんどんハマっていき、
天真爛漫を忘れた少女は
どんどん世の中を斜めに見るようになっていったのでした。
ただなんと言ってもテッペンがP-modelだったので、
ちょっと奇を衒ってる、程度のモノでは心動かず、
ピリッと感は大切に。
この辺は今も変わらない私のポリシー。
そして、20歳を過ぎた頃、
なんとなくこのままではいけないかも…
と思い、スパッと離れるのでした。
今考えると青い選択だけども、
今となっては私には正しい選択だったな、と思うのです。
『potpourri』は今やアップルミュージックでも聴けます。
クリアな音でこのアルバムをイヤフォンを耳元で聴いたら
やっぱり怖かったです。
でも好き。