ケーキ、UKと日本の差
これは私の個人的見解なので
あくまで参考までに。
日本のケーキは何処のお店に行っても可愛くまた美しく
細かい装飾がしてあるのがほとんどで
食べる側もそれが当たり前みたいに思っていません?
U Kのはよっぽどのイベントではない限り
焼き放なしのケーキが多いです、
装飾といえば、粉糖がかけてある、レモンピールが乗っかっている
アイシングがかけてある。
これがほとんどだと思います、
フランス風のパティスリーだとまた違うと思いますが、
私はそっけない、素朴な方が好きです。
お稽古のケーキは装飾多加ですが
技術のお稽古だと思ってやっています。
文化が違うのは大きいと思います。
どんな家にもオーブンがあって、
料理でも、お菓子でも、パンでも、
オーブンを多用する国と
日本とでは違いすぎます。
UKやアメリカですら何代にも渡るレシピが存在していて
おばあちゃんのレシピとか言いながらケーキを焼いています。
日本で言えばお袋の味でしょうか?
ベイクに関しては代々のレシピがある日本家庭は
珍しいと思います。
そして、向こうは幼い頃から親が焼いているのを
見て育ち、興味があれば見よう見まねで始める。
日本は環境があればいくつからでもですが、
大抵は早くて中学生くらいからで、本を見てとか
某大手レシピサイトを見て始めるのでは?
失敗しても理由も判らずじまいだったり。
各家庭の味のような料理は親から習えても
ベイクを習える親は少ないのではと思います。
我が家の例ですが、私たちが小さい頃にはプリンを
よく作ってくれていましたが、学校に行くようになると
お弁当が始まり、おやつを手作りする余裕がなくなったそうで
そのうちレシピも忘れて、コツも忘れてしまったそうです。
私はそんな中で中学でクッキーを焼いてきた子に触発されて
初めて作ったのがクッキーでした。
3度焼いたのですが、4回目に今思えば生地のこねすぎで
失敗しました。
当時は知識がなかったので失敗の原因はわからなかったです。
それ以来、ベイクはしてなくて、
専門学校の頃に電子レンジで作れるソーダブレッドを一度作りました。
たまたまレシピを見て、これなら作れそうと思ったと記憶しています。
姉には、まあまあ好評でしたが、やはり重曹の香りがするので
癖はありますよね。
本当、そんな感じです。
姉は高校生の頃にケーキまで作っていましたが、
やはり本を見ながらです。
日本ではベイキングはこうやって
覚えていくのが普通だと思います。
文化の差と言って仕舞えば簡単ですが、やっぱり
そうだとしか言えないです、
そして、家庭でケーキを焼くのが当たり前な国と
ケーキは買って来るものとの違いが
デコレーションに出ていると思います、
家で焼いて家族で食べるのにはデコレーションはいらないですが
お店に並べる時点でやはり綺麗に見えた方が良い。
今でいう映えるですね。
そこが大きく違う気がします。
それと日本のプロでもケーキの世界はフランスが一番なので
留学されたり、あちらで働いたりされるのが多いので
綺麗なお菓子が多くなってしまうのだと思います。
日本のお菓子はフランスをお手本にしているので
用語とかもフランス語が多いですね。
私のようにUKから入ったのは珍しいと思います。
最近は日本のオーブンも良いものが多くなってきたので
オーブン料理の上手な親も増えて来るのではと思います。
もうすぐうちにも小さいながらオーブンが来るので
ベイクの開始です。