2022年6月 息子誕生
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2022年6月24日、僕と妻の間に初めての子どもが誕生しました。夫婦2人にとって念願の子どもで、不妊治療も続けていた中で、ようやく誕生してくれたので、出産当日は2人ともすごく幸せな気持ちになりました。しかし、2人に待ち受けていたのは産後クライシスでした。
出産後、退院するまでの数日間、僕は妻と息子が家に帰ってくるのを心待ちにしていました。数日間の入院に必要な物資を届けるため毎日のように病院へ通っていました。大変だけど、新しい家族が増え、幸せな日々がやってくるだろうと思っていましたが、現実はそういうわけにはいきませんでした。
理由は全て僕にありました。僕は子どもが誕生する1年前くらいから責任者に抜擢され、毎日忙しい日々を過ごしていました。子どもが産まれることは嬉しいことでしたが、出産後の計画については全て妻任せにしており、何も考えていませんでした。育休も取得する気はなく、子育ては基本妻にやってもらう予定でいました。言い訳になりますが、僕自身責任者1年目で子育てに集中している余裕はなく、妻も1人でやれるという風に出産前は言っていたので、その言葉を信じていました。しかしそういった態度が知らない間に妻を追いつめ、産後妻のメンタルを不調にさせてしまう結果となってしまいました。
出産前から子育てを楽しみにしていた妻ですが、出産してから1ヶ月くらいは子育てが楽しくない、子どもが可愛くないと言う日もありました。実際、出産して、初めての我が子を見て、自分ひとりで育てなければならない責任感と授乳による睡眠不足で子育ての大変さを痛感し、メンタル的に追いつめられてしまったようです。また、なかなか回復しない体力がそれに拍車をかけました。
僕は産後の妻の様子が明らかにおかしいと感じ、妻の不安や僕の非協力的なところに対しての不満を聞いて改心しました。急遽、職場には無理言って育休を取得させていただき、妻と協力して育児に専念することにしました。妻は精神的にも体力的にも疲弊していたので、まずは休んでもらおうと、僕1人でできることは僕がやる、夜は睡眠をしっかりとってもらいたいので、最初の1ヶ月間くらいは僕が夜勤をして、子どもと2人で寝ていました。
そのような結果、妻はメンタル的にも体力的にも回復し、子どももすくすくと成長しています。今となっては一つの苦労話として気楽に当時を振り返ることができますが、万一僕が育休を取得しないままでいたら、今どうなっていたかわかりません。最悪の事態になっていたかもしれません。
良くも悪くも急遽育休を取得した結果、子育てに関心がなかった、オムツ替えは絶対したくないと妻に公言していた僕も今では普通にオムツ替えができるようになっています。むしろ育児はこんなに楽しいんだと、幸せなことなんだと、育児に専念できたことで気づくことができました。仕事に毎日追われていたら、それどころではなく気づくことができなかったかもしれません。妻のメンタルも回復し、妻に育児を任せて、僕は職場に復帰していい状況までになってはいますが、僕自身育児に専念できる間はこのまま専念し続けたいと思い、1年間の育休延長を決心しました。現在も育児に専念し、息子の日々の成長を見届けています。
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