中高生との研究活動~ブリッジフェロー波々伯部さんの活動紹介~
こんにちは。東京大学の波々伯部です。
ブリッジフェローとして、中高生の研究活動伴走支援をはじめて早8ヶ月。この場を借りて、ブリッジフェローとしての活動内容や体験談をお話しさせて頂ければと思います。
私は、今年4月から学校内のキノコ相やキノコと土壌生物との関係について興味をもって研究を進めている高校生の皆さんのサポートをさせて頂いています。皆さんのキノコ愛や生物への興味関心、そして純粋な好奇心に根ざした行動力の高さにはいつも驚かされます!
サポートの内容としては、約3ヶ月に一度リモートでメンタリングをおこない、研究の方針や状況、今後の計画などについてお話をします。
一連の活動を通して、これまで知らなかったキノコの世界を学べたことはもちろん、アドバイス・指導する側の難しさを体感できたことが私にとっては最も有意義だったように感じます。
研究を走らせるのはあくまで高校生、私たちはあくまで補助輪の役割です。何を・どのように伝えれば、現在までの成果をより良いものにできるのか、自分の頭で考える良い機会でした。
状況によって異なる場合はありますが、研究はチームプレイであることが多いです。チームの中には、自分よりも経験が浅いメンバーや全く異なる経歴をもつ研究者が含まれていることもあると思います。
このような状況で必要とされるのは専門知識や技術だけではなく、往々にしてコミュニケーション能力でしょう。
今回、ブリッジフェローに採択して頂いたことを通じて、コミュニケーション能力の必要性や大事さを学び、トレーニングさせて頂く機会を与えて頂きました。ブリッジフェローとしての期間が終了した後も、この経験を活かして様々な分野や世代の方々とおもしろい研究を進めていきたいと思います!
高校生の皆さん、あと数ヶ月になってしまいましたが、引き続き楽しく研究を進めていきましょう!
執筆:ブリッジフェロー 波々伯部
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