飛べない鷺を見つめて@いつもの森
介護は今週もいろいろあって狼狽えていた。
狼狽えても仕方ないとはわかっている。
ところが意識と感情はなかなか一致しないものだ。
感情のことは森に任せることにする。
日常の意識レベルをさげて、身体ごと森に委ねる。
白鷺のような花が咲いているときき、湿地に向かう。
湿地にへの谷で最初に迎えてくれたのがニョロロ。
シマヘビは実は久しぶり。精悍な顔が素敵だ。
そして朝なのに暑い湿地につく。
チョウトンボやオオシオカラトンボ、そしてハッチョウトンボも飛ぶ。
そんななかで一輪、咲いていた。
飛べずに佇む白鷺一輪
まあ、正直にいうと撮りようがない。
周辺の雑草がうるさいのだ。
一応レンズを変え遠目から撮る。
レンズが変わると雑草もそれなりに「らしく」映るな。
遠くに咲いている奴も狙ってみた。
湿地にはほかにも咲いている。
森全体に花が少ないなか、貴重な場所だな。
しばらく湿地を楽しみ後にする。
朝の森は素敵だ。
いつかであった、ナナフシのような蜘蛛にもであった
日常を忘れることができる。特にいまの自分には救いだ。
すると、二番目のニョロロが道のまんなかに横たわっていた。
赤いキレイな奴だった。
何度かヒバカリにであったが、アダルトとは初めてだ。
久々のコースだけど、ラッキーだった。
Y川沿いまで抜けると一人の鳥屋さんが池にむかって息を潜めている。
バズーカの先を目で追うと、池にハングオンした枝に鳥が止まっていた。
鳥屋さんの後ろ3mにまわってサイドファインダーを覗く。
600mmでノートリミングです。
3m前からバズーカで狙うカワセミは超ドアップだったでしょうね。
でも、もう一枚目のシルエットのほうが自分らしい写真のような気がしていて、アップの鳥の写真でなくていいかな、と思っている。
一応、Y川沿いは「ミズタマソウ」って花に会えるかなと思っていたんだけど、空振りでした。そんなにうまくはいかないね。
そして3匹目のニョロロに会えたと思ったらご遺体でした。
ミズタマソウに会えないままウロウロしていると、お仲間に会えました、笑
ほかにめについたものを撮って歩きます。
11時になりました。
4時間も歩きかなり疲れました。
でも、森は癒やされます。