遅めの朝の森の光@いつもの森
カメラを持ちつづけて3日目となると、どうしたもんか?と考えてしまう。
いつもの森も一昨日来たばかりで新しい出会いがあるか分からない。
写し方のアイデアも沸いてこない。
やはりプロの写真作家にはなれないと自覚する。
虎や一力君のようにあるいは、藤井くんや大谷くんのように24時間365日そのことばかり考える才能がワタシにはないのだ。
3日にして、つまづくド素人が考え出したのは、困ったときこそオールドレンズ、ってやつである。
ずっと気になってずっと撮り続けている岩の隙間から生まれし枝は、今日始めて光が差している姿に出会った。
昨日に引き続き普段と違う時間だからこその出会いかもしれない。
そしてオールドレンズで仕上げる。
引き続きオールドレンズで表現する。
そうこうしていると、下に小川の落ち込みがみえる。
最近手持ちでスローシャッターが切れることが解ってから、落ち込みが気になりだした。
下の池もだいぶ水が溜まってきたが、まだ満水ではない。
それでもなんとか緑に映える感じになってきたのが表題の写真。
下をみるとまだ水が澄んでいて池の底が見える。
対岸で池をみていると、池のなかを這うトカゲがいるではないか。
考え直せば、それがイモリだと解るのだが、冬の間水がない池にイモリがいるのか、、、、この森としてもイモリには初めて出会った。
イモリは隠れてしまい、またでてこないか見つめていると見たことのないトンボが近くに止まった。
トンボの同定は難しいから諦めるか、、、さてどうしたものか?
ちょっと調べてみたら「アオサナエ」ってやつかもしれない。
さて帰り道は、キノコと冬虫夏草、見知らぬ花と報告のあった肉眼では見えないカヤラン(どうやってみつけろっていうのだ?)、そして蝶と鳥。
足元をみて目線の崖をみて木の中間をみて高い枝も見るという、もうほとんど絶望的にヘッドバンキングをしながら下っていくので頭がクラクラする。
冗談じゃなく立ちくらみがするのだ。
もうやけくそである。
足元をみたときシュンランがあった。目眩による幻影かと思ったが本当にあった。こんな時期まで咲いているんだ。ちょっと感動、しかも光がいい位置だった。
そして、今日はキノコにも出会った。
この森はキノコが生きやすいのかもしれない。
同定はまずできないという前提で、ゆっくりやってみようと思う。
あとは、相変わらずいろいろなモデルに出会っては撮っていくというスタイル。これでいいのかもしれない。
そんなこんなで3日間カメラを持ち続けました。