忘れた頃に会えるのは世の常か?@いつもの森
さてGW前半の最終日ようやく私自身だけの休日が訪れた。
天気もなんとか午前中はもつようで、穏やかな日差しは昨日よりも過ごしやすい感じだった。
朝7時30分いつもの森に到着。はっきりいって浮かれている。
一昨年はギンランに会えた。昨年はオオセミタケに出会えた。
今年は両方+ツリバナ狙い。そして今年は虫たちも積極的に撮ろうと思う。
とりあえずは駐車場付近のギンランを探す。
一昨年、ギンランと勘違いしたオオアマナは今年も元気に咲いている。
そしてセイヨウジュウニヒトエもしかり。
ノクトンで溶かして撮ってあげた。
ところがギンランは、みつからず。
今年もドブサライの堆積落ち葉がギンランの生息地に捨ててあった。
仕方ないといえば仕方ないのだけどさ、なんだかさ。
ツリバナを探して歩くもみつからず。
ブログで上げている人がいたから必ず咲いているはずなんだけどね。
そこかしこに藤が咲いている。
咲いているんだけど、なんか上手く撮れない。
前回の写真集の藤の写真を超える写真がまだとれていないのだ。
花はどんどん咲き乱れていく
虫も撮っていく。
花を喰らうなんて、なんて風流な奴なんだ、なんて思いながら歩くと、鳥屋さん三人組が立ち話をしていた。
そのなかにコマドリという名前がでてきて、一瞬足を止めたが絶対に無理と諦めて鳥屋さんたちがいる道ではない道を選んだ。
この道は、春先はけっこう何かないかと探索したが、まだなににも出会えてない道である。
ただ、ここには何かが咲く予感がしている。
また、冬虫夏草がいそうな空間でもある。
定期的にここを外せないな、と寸景やイモムシやツツジなんか撮る。
こうしたものもいいんだけど、ここを歩いているからには冬虫夏草のひとつでも出てきておくれよ、だれだよ、こんなとこに組紐を捨てた奴や。
ゴミは持って帰れよなと、じっとみると、、、
あれ、あれ、あれ、もしやこれは・・・
蛇である。
しかもこの森では初めての出会い。
ジムグリではないか。
一番会いたかった蛇で、ずっと探していた。
探して見つかるものではないのかもしれない。
それで忘れていた。忘れた頃に出会うものなんだ。
それがこの世の常。
昨年は、ヒバカリ、そしてカラスヘビにも出会った。
のこりはタカチホヘビとこのジムグリだった。
なかでもジムグリはぜひとも会いたい奴だった。
しかも模様のないジムグリもいるなか、きれいな模様のやつに出会えた。
もしかしたら幼蛇だからの模様かもしれない。
・・・でもね、蛇の写真ってのは結構難しんだ。
昨年のヒバカリとカラスヘビも会えたのは嬉しかったのだが、写真としては今2つぐらいだった。カラスヘビにいたってはピントさえ合わなかった。
だって、ながい1本の線みたいなものなんだぜ。
どうやって撮れっていうんだ?
マムシみたいにトグロをまいてくれるとか、シマヘビのように蛇行するとか、ヤマカガシのように泳いでくれるとかしてくれればいいんだけど、1本の線がまっすぐ動かれても絵にならない。
しかも、こういうポーズをしてくれといっても言うことを聞いてくれないわけだ。
とりあえず、ピントは目に持っていこう。
尻尾まで入れた写真を押さえよう。
ぐらい・・・
動き出したジムグリちゃんが木の根を越えようとした。
これ一度きり最後のチャンスだった。
一応ライトキャッチアイが撮れた。
ためしに引いて撮ってみた。
こっちのほうがいいかも
結局30分くらい遊んで分かれを告げた。
森の明るいところへ戻るとカワトンボが飛んでいた。
あと証拠写真だけど、シオカラトンボぐらいの小さなヤンマか、サナエ。
あとで同定しておこうと思う。
あとはめにつく花や虫をどんどん撮っていく。
虫の飛翔写真もテーマとしてトライしているんだけど、正直結構難しい。
不規則に飛び、すぐにファインダーから外れていく。
しかも、飛び出しが気まぐれなのだ。
虫の気持ちがいまいちわからない。
そんななか、成功しましたぞよ。
ダンシング・ガガンボ\(^o^)/
そうそう、散策道を歩いていると小さな沢の向こう、距離にして10mぐらいのとこで、突然音が大きな音がしたと思ったら、大きな動物が走りだした。
はい、イノシシです。
一瞬、息が止まりました。
この森の近くの自然植物園で、昨日イノシシに襲われた人がいるというニュースを今朝みたばかりだった。そのニュースをみながら、武井壮ばりに突然イノシシに出会ったときのシュミレーションをしていたのだけど、実際は微動だにできず。
いわゆるうろが来るって奴だった。
今回は、イノシシのほうが逃げていってくれたからよかったんだけど。
正直ビビリました。
とりあえず、池の水面をみつめながら心を静めました、って嘘だけど、笑
ここまでで、3時間30分たった。
正直疲労を感じる年齢になった。すると撮影の気力やアイデアがなくなるのだ。こうなったらもう終わりである。
すこしづつ撮影しながら、帰路につく。
かなり雲が厚くなってきた感じです。
オオルリらしき声が聞こえたのですが、みることはなく終わりました。
ま、ジムグリに会えたからいいか。