初めての朝もやの沼@いつもの森
雨の木曜日は出会いが少なかったから出かけようかどうか悩んだんだ。
でも、雨上がりの晴れだし一日家にいることに耐えられそうになかった。
朝早くでかけた。6時20分だ。
朝早くといってもすでに明るく、すぐに日は昇ってきた。
もしかしたら上の池に靄がかかっているのに、まだ間に合うかもしれない。
でもさ、このまえの写真でかなり満足しているし、同じような写真になるのもなんだし、、、だよな。
それで、上の池とは反対の三角点の近くから見える森の屋根はどうかな、というアイデアが浮かんだ。
森の木々の頂点からなる森の屋根のうえに靄が漂っていれば、絵になるではないか。単なるイメージだが、一か八かにかける。
う〜ん、うっすらと靄がかかり、そこに朝日が差してはいるんだけど、想像よりはインパクトにかける。もう少しスペクタルを期待していたのだが、まあ無理かもしれないな。
しかたがない、森へ差す朝日の光をみつけにいこう。
いい感じなんだけどもうひとつかな、と思いながら自然にA沼のほうに向かっていた。とはいえ最近のA沼に感動したことがなかったから、期待薄だったんだけどね。
でも違っていた、沼全体から靄が立ち上がり朝日の斜光が降り注ぐ。
神秘的だった。
かなり驚き。そして夢中でシャッターを切った。
トライしてみるものである。
うん、これで満足。よかった。
今日は悩んだけど来てよかった。
思いがけずこんな風景に出会えるなんてさ。
気分がいいので、遠いけど上の池まで歩いていくかな。
なんか、いい感じで光を捕まえることができる。
椿ロードにきた。勝手に命名なんだけどね。
いくつかは高い枝に咲いているがまだ、光が届いていない。
それで落ち花を撮ることにした。
落ち花はけっこう好きなんだ。
ふと、みると、おおおおおツバキンがいるではないか!!
この森ではじめて出会う。小さいけどツバキンだ。
誰かに教えられたわけでなく、誰かの写真を見たわけでない。
自分で努力して探し求め初めて出会う。
こういうのはなんとも嬉しいものだな。
他も探してみたけど、さらに小さいのが一つみつかっただけだった。
ますます気分よく歩いていくと、光差すプチ渓流が光っていた。
プチ崖をおりてプチ河原までおりて、プチ撮影を行った。
水の流れを絹にするためにレンズの絞りをf10まで絞ってスローシャッターにする。
1/2秒でも手ブレ補正が最強カメラなので大丈夫、笑
うん、もっと水量が多いときだとまた違った風景になるかもしれない。
覚えておいてまた来てみよう。
お日様が登りきってしまった上の池はさほど魅力はない。
そんなこともなかったんだけど、朝靄の風景をみてしまったから、物足らないのは仕方ないな。せめて水鳥でいてくれればいいのだけど、いつものアオサギさえいないしね。
しかたがない、下山するとするか、、、、
おっと、なんだか新鮮なキノコがいるではないか。
なんだろう????
こんな時期に不思議な感じもしたんだけど、ラッキーさ。
チシオタケっぽいけど季節がねぇ〜
おっと、みつけた。
センボンクヌギタケってやつかもしれぬ\(^o^)/
いずれにしろA沼の神秘をみたし、朝の光とも戯れた。
プチ渓流を発見して、ツバキンや新鮮なキノコにも出会えた。
やはり森は楽しい。来てよかった。
今回、写真的にいまいちだったのでボツだったのだけど、、、、
おまけのマンサク
rawで撮った。
朝の空に向かって撮影すれば花は影になり真っ暗になる。
露出補正で花の色がわかるようにすると、今度は空が真っ白になる。
そのうえ花の色を出すのは無理なことがほとんど。
rawで撮った見た目は真っ暗な花が写っていたけど、調整して現像することで空に影響を与えることなく黄色の花の色のデータを引き出すことができた。
rawのデータ量の豊富さがわかる。
これまで諦めていた写真も現像によってかなりいける気がしてきた。
とりあえずrawでシャッターを切っていく。
ちなみにカメラまかせのjpegだとこんな感じ