動物たちから学ぶ現代社会の生き方!「LIFE 人間が知らない生き方」
こんにちは、読書子です。
本日、紹介する本はこちら。
漫画家・麻生羽呂✕篠原かをり著「LIFE 人間が知らない生き方」です。
世界には様々な動物がいますよね。
アフリカや動物園で見られるゾウやライオン、ペットとして人気な犬や猫。
今まで、彼らの特徴や生態について調査が行われ、様々なことが明らかになってきました。
そして面白いことに、彼らの行動には、私たち人間が見習うべき部分がたくさんあったのです。
この本には色々な動物の生態を通して、人間社会で生き抜くヒントが書かれています。
例えば、「八方美人」という四字熟語。
誰からも好かれるよう、愛想よくふるまうという意味です。
ただ、誰からも好かれるなんて現代の社会では難しい。
色んな人に良い顔した結果、誰からも嫌われた・・なんてことも
そこで登場するのが愛くるしい仕草で大人気な猫。
つぶらな瞳で見つめられたら、何でも言うことを聞いてしまいそうです。
しかし、猫がその時考えていることは「こいつには勝てる」
もし、喧嘩に勝てない相手が目の前に現れたら、猫は目をそらします。
また、人間にすり寄ってくるのは甘えているのではなく、臭いをつけているから。
「お前は自分の縄張りの一部だ」と周りの猫に知らせているわけですね。
他にも、狩りをして捕まえた獲物を持ってくるのは、飼い主に褒めてもらうためではなく、「分け前を与えてやろう」という考えから。
改めて知ると少しショックではありますが、それでも憎めないのが猫の魅力なのかなと思います。
それに、自分のスタイルを崩さないところも素敵ですね。
人間も同じです。
たしかに、みんなに愛想よくするのは良いと思います。
だって、嫌われたくないですもん。
でも、それは本当の自分でしょうか?
嫌われたくなくて、無理して自分を押し殺していませんか?
取り繕っても、いつかはほころびが出てしまいます。
それなら、自分らしく生きる方がカッコイイ!
猫を通して「自分のスタイルを持つことの大切さ」を教えてもらいました。
この本には猫以外にもペンギンやキリンなど、多くの動物の生態や現代社会を生き抜くヒントが書かれています。
どれも面白く、勉強になるので気になる方はぜひ読んでみてください。
新たな発見があるかもしれませんよ☆