電車の中🚃で嬉しかったこと

子歳が終わります。今年もありがとうございました！🐶
１年前の冬休みに次女と同級生の二人を連れて
「キッザニア」に行きました。

電車に3人で立って乗っていたら

椅子が一つ空いたので、
娘より小柄な同級生を座らせました。

すると
隣に座っていた女学生が立ってくれて、
「どうぞ！」って言ってくださいました。
「ありがとうございます。」と伝えて
二人を座らせました。

女学生は私に気を遣ったのか，
横のつり革に捕まっていました。

座って楽しそうに話している娘たち二人を見ていたら後ろからペットボトルの音がして転がってきました。

そして、
さっき席を譲ってくれた女学生の足に当たりました。

「あっ」と思いましたが、
私は何も無かったかのようにそのまま，また娘たちの方を見てました。

そのあと、私は「ん？変だな？」
と思いました。

ペットボトルの音が、その後
聞こえてこなかったからです。

どうしてペットボトルの音が
聞こえないんだろうって思って
横の女学生を見ると，ペットボトルを手に持っているではありませんか。

私はすごく神々しいものを
見たような気がしました。
彼女は疲れていたに違いありません。

でも娘たちに席を譲ってくれました。

その後、ペットボトルが足に当たりました。
「今日はついていない」ともう一度
ペットボトルを蹴っ飛ばしても
おかしくない状況です。

でも，彼女は表情一つ変えずに、
誰が飲んだかわからないペットボトルを
持っている。

きっと降りた駅で捨てようと
思っているんでしょう。

私は、近づいて
「さっきはありがとうございました。このペットボトル私が降りる駅で捨てますね。素晴らしいですね。」
と話したら、すごく可愛い顔で
にこって笑ってくれました。

思いきって声をかけてよかったなあと思って
私は元の位置に戻ってきました。

しばらくすると

さっきの女学生が私に近づいてきます。
「ん？」と思ったら
「ペットボトルありがとうございました。」と
小さな飴を娘たちの分まで
３つくださったのです。

私はビックリしました。

「御礼を言いたいのは私なんですよ。」
と言ったら

「本当にありがとうございました」
とまた、にこっと。
・・・・・・・きっと・・・・・・・
女神ってこういう顔をしているんだろうなって思いました。

年の瀬のごみごみした電車の中でしたが
私は富士山を目の前に見たような
清々しい気持ちになることができました！