あなたはなぜ特別支援学級担任になったの?
ひょっとしてあなたは、自分が全然だめな先生だから, 特別支援学級担任になったと思っていませんか?
学級崩壊になってしまったクラスを受け持っていたクラスをまとめられない先生だから、特別支援学級担任になったと思ってませんか?
体の調子がよくなくて,長いストレスに耐えられないから特別支援学級の担任になったのではありませんか。どうですか?
あなたが男性なら、身近な同僚や恋人が言っているのかもしれません。
子供のグループのイニシアチブさえ取れないなんて、私と結婚してイニシアチブをとるなんて無理なんじゃないの?と。
あなたが女性なら、身近な同僚や恋人が言っているかもしれません。社会人としてきちんとしていないから、教員としてのスキルが低いから学級崩壊なんて起こすんだよと。
もしかして,結婚してもよい家庭を作るなんて無理なんじゃないのと思われているのかもしれないと思っていませんか。
まさか、あなたはまわりのみんなが、自分のことをだめな人間だから特別支援学級担任になったと思っていると思っているんじゃありませんか?
でも,だいじょうぶです。
ただ,少し確認しておきたいことが3つあります。
一つ目は、学校の先生って担任になった子供たちが成長できるように努力することが仕事だから、通常学級でも特別支援学級でも成長のために努力することは同じだということ。
人数の多い少ないはありますが、子供たちの成長のために頑張ろうという意識ありますか?ほんとに?
それがあるならそれをスキルにすればいいだけです。
二つ目は必ず【そのクラスの担任になった】理由があるということです。ひょっとして、なりたくないのに特別支援学級になったのは、きっと、いや、必ず理由があります。そして特別支援学級担任を続けることできっとその理由がわかってくると私は思うのです。
三つめは、自分の怒りや悲しみをコントロールする「アンガーマネジメント」の力をつけてほしいということです。
これから皆さんが受け持つ児童・生徒は,通常なら当然身についているべき礼儀や行動の習慣が身についていない可能性があるからです。頭に来てもどんな表現で話そうかな?と考えるクールな意識が必要なんですよね!
特別支援学級の指導はみんな言いませんがとても簡単です。
一クラスは8人までだし。
それ以上になると1クラス増えます。
担任児童数は二けた未満です。
知的学級の時はスモールステップで学習を進めるといいです。
自閉症・情緒学級の時には特別支援コーディネーターとともに児童の特性を理解して学習が子供たち自身でできるようになることを目標に進めていくとよいでしょう。
あなたは特別支援学級になったことを学校の中で
窓際に追いやられたと思っているかもしれません。
でも学校は学び舎です。
どの窓からも素晴らしい景色が広がっているかもしれませんよ~。
それではまた!