子供たちに話を聞かせる方法
言葉通り受け取れない
子供たちの中には、先生の言葉を素直に受け取ってくれないという子供が多いと思うので、本人が先生の話を聞きたい!面白い!勉強したいな!と思えることが大切です。
話を聞かせるコツ
そのためには、自分が感動した内容を子供たちに伝えるといいです。何よりも、教える側の先生が自分が教える学問に、感動していないといけないと伝わらないです。大人の自分でさえ、「この内容は面白い!!!」と思うものなら、子供たちは面白いとは思わなくても、「へー先生テンション高いんじゃね!」と興味は持つんじゃないかなあ?と考えます。
私が子供たちに働きかける時に気を付けていること
経験的に5つのキャラクターを自分で作って私の場合、働きかけ方を工夫して言葉をかけています。
①CP(関係性ある児童へは父性的な働きかけをする)
人間関係ができている児童生徒には、言葉の真意が伝わりやすいのでそのままストレートに伝えています。お父さんが言葉をかける感じ。しかし、権力的でなく権威的に伝えるよう工夫しています。具体的な言葉かけの方法はこんな感じです。
・理由はあると思うが、〇〇しなさい!
・〇〇はどうしましたか?
・みんなに迷惑です!
②NP(まだ関係性ない時は母性的な働きかけをする)
父性的に、「きまり」として伝えると真意がわからず、禁止されたと感じて反抗しやすい児童生徒の場合、思いやりのある母親のような関わり方をします。
・〇〇できると私は嬉しいな。
・大丈夫、〇〇を私と一緒にやろうよ。
・〇〇できて、〇〇してくれて私はうれしい。
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③A(アダルト:事実を伝えるようにする)**
保護者のような関わり方をすると自分は大人に近いのに「親面しないで」と反発することがあります。そんな時は「得か損か」で判断する成人対応で言葉をかけます。
・あなたにとって先生は一人だけど先生にとってはあなたはたくさんいる児童生徒のひとりでしかない。
・あなたが休んでも先生はあなたのことを、あなたが先生のことを思っているほどには心配しないし嫌な気持ちにはなりません・〇〇すると〇〇になりますよ。
・〇〇しないと〇〇になりますよ。
・〇〇なのはいいことです。
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④FC(自由な子供:自由が好きな児童に)**
自由が好きな児童生徒には自由とセットの責任を意識させて言葉かけをします。
・早く〇〇して遊ぼうよ!
・〇〇すると楽しいよ!嫌い!
・一緒に〇〇しよう!
・〇〇するってかっこいい!
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⑤AC(しつけの行き届いた子供:罰を受けるよ的な)**
・〇〇すると怒られるよ。
・〇〇するって良くないよ
・〇〇するっていいと思う!
うまくいかない時は協力してくれる先生方がどの役割を担うかを決めます。