【education6.0官位十二階モデル】
society5.0の世界に生きていく人を導いていくためには、自分自身がeducation6.0を理解していて、teacher6.0になるという覚悟があるほうがほんの少し先を見た教育ができるのではないかな?と考えています。モデルはどんなものが考えられるでしょう?
「守・破・離モデル」の【education6.0】
「7つの習慣モデル」の【education6.0】
などを考えていますが、その中でも一番しっくりしたモデルが今日紹介する
「冠位十二階モデル」の【education6.0】
簡単に自分が考えたことを解説します。
①【智・黒】先ずは、組織の役に立つためには知恵やスキルが必要です。冠位十二階の冠の色は黒。どの色よりも強い色であることから、強く自分が正しいと思う知識はこれだというものを持ちなさいという教えなのでしょう。
②【義・白】智慧があっても、そこに正義がなければ、民や國から略奪することに過ぎないともいわれます。ですから、少しでもほかの色が混ざるとその色にならなくなる白を使うことにしたのでしょう。
③【信・黄色】人は正義の元に争ふが信あれば争ふことはないとあります。私は「信」が黄色である理由は「中道」でいけ!ということだと理解しました。どちらかに偏らずに行きなさいという教えかもしれませんね。
④【礼・赤】信頼は感謝や尊敬、礼儀正しい人に集まります。お金の形としては見えませんが、この血の色にかえても、命に代えてもという意味なのではないでしょうか?
南総里見八犬伝を見ると今から考えると、非常にあっさりと自分の命を絶つ人物が多く描かれていることを感じます。礼を損ねないということを江戸時代には非常に重視していたことがここからもわかりました。
⑤【仁・青】礼儀を知ると人の慈悲・仁愛を理解できるようになる。親や御先祖様の子孫に対する愛を理解できるようになる。
きっとこの域になると青空のような晴れやかな気持ちになってくるんでしょうね。
⑥【徳・紫】人の為に尽くすのが仁であり、それら全てを卓越した人に徳が備わります。貴重な藍の色がその最終形態です。歴史的には蘇我氏がこの色の冠を着けていたというのが何とも皮肉です。