重要なことを決める時に、気をつけないと損をしてしまうよ
みなさんは人生の中で重要な選択ってしたことありますかね。例えば、付き合う相手とか、職場を選ぶときとか、もしくは将来一緒になるパートナーを選ぶときとか、または新居の購入とか。自分の人生で大きな決断をしなきゃいけないことってあると思います。
この決断をするときに気をつけないと、大きく損してしまう可能性がある話を今日はします。
これ何かというと、自分の感情です。
なぁんだって思うかもしれないですが、感情が高まっている時も落ち込んでいる時もどっちも損をする可能性があるんですよ。
感情を調べた研究っていうのはいくつかあって、例えば悲しみの感情ってあるじゃないですか。
僕らって悲しいときに買い物をすると、高いものを買う傾向があるんですよ。
逆に売る側が、悲しい気持ちの時は安い値段でものを手放してしまうと言われています。
ちなみにこれは商品が悲しみを連想させるものでも同じ結果になると言われています。
これだけでも意外かもしれませんが、実は感情って人の説得にも大きく影響するんですよ。
例えば、気分が高揚しているとき、婚約して新しい家を買おうと思っている時って、その情報の良い面ばかりに意識が集中しすぎてしまって、リスクを見落とすってことがわかっているんですよ。
逆に不安を感じている時は、失敗するかもしれないということばかりに目がいってしまって、良い提案があっても見落とすってことがわかっています。
つまり重要な意思決定をするときは、感情がニュートラルな時の方が良いんですよ。
これって普段の生活でも同じことが言えて、感情によって相手の意思決定を簡単に変えることができるんですよ。
つまり相手が笑顔の時とか、相手が面白いと思う話をした後に、お願いをするとOKしてもらえる可能性が高くなるんですよね。
僕も実際によくやるのが、「あれ髪切りました?素敵ですね」とか言った後に「今日のこの話なんですけど…」みたいに本題に入ると、承諾してもらえる可能性が高くなります。
で、絶対にやってはいけないことがあって、何かというと、相手をネガティブな感情にさせてから説得をすることですね。
例えば、相手を怒ったり、相手を泣かしてしまう人っているじゃないですか。
それでいて「こうしなきゃいけないんだよ、わかったか!?」みたいに怒鳴って、相手の意見を変えさせようとする人、あれはね、最低最悪の悪手ですよ。
相手の気分を落として、悲しい気持ちにさせたり、不安な気持ちにさせたりして、相手の意見を変えさせようとすると、大抵の場合は相手はその意思決定に対して後悔をして、恨みを抱くと言われています。
つまり長期的な人間関係の構築は不可能になります。
よく親とかでもいますけど、子供怒鳴って叱りつけたり、泣いているのに追い討ちをかけるようにずっと怒鳴っている親っているじゃないですか。あれだめなんですよ。子供が大人になった後に、必ず復讐されますよ。これは必ずです。しかもこの恨みって、一回やらたら一回やりかして、はい終わり、ってことはないです。
一生復讐されます。
恨みを持っている人ってすごくて「それ今さっきやられたの?」って思うぐらいの熱量で、恨みの気持ちを持っていますからね。
むしろ落ち込んだり、悲しい気持ちの時は、意思決定をしなきゃいけないものを延期してあげると喜ばれますよ。
東京リベンジャーズのタケミチが、目の前であっくんが飛び降りた直後に、警察が事情聴取されてましたけど、あれはよくないんですよね。
警察に対して嫌な印象が残ります。しかもネガティブな情報が盛り沢山で出るので。
フラットな情報は出てこないんですよね。
だから悲しい気持ちになってしまった時は、意思決定のタイミングをずらしてあげるというのが正解ですね。
みなさんもご自身の感情と、相手の感情を考えて、意思決定のタイミングを考えてみてください。
一番良いのは、お互いフラットな時がおすすめです。