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永遠の都ローマ。今なら上野でその歴史を体感できます。
昨日は上野にある東京都美術館へ
一人で散策へ行ってきました。
そこでの感動を書き残しておきます📝
実際に行かれる方は
事前にご覧いただけると
より楽しめるかも。。。?
ということで早速。
昨日は9月とは思えないくらい
暑い一日でした。
上野恩賜公園では台湾フェスもやっていて
とにかく人がたくさんいました。
そんな中今回の目当ては
東京都美術館~~~👏
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実は、ほかの科学博物館や
上野の森美術館などは
行ったことあるのですが・・・
東京都美術館は初めてで
とっても楽しみでした☺
特に調べずに行ったのですが
何とつい最近始まったばかりの
「永遠の都ローマ展」
に行ってきました👏
世界史ニガテな私にとって
古代ローマには特に
興味はなかったのですが。。。
タイミングもばっちりだったので
迷うことなくこちらに参加してきました。
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今回の主役はこのパンフレットに書かれている
「カピトリーノのヴィーナス」と
後ろにいるコンスタンティヌス帝です。
永遠の都ローマ ― 二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。
本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。
なお、2023年は、日本の明治政府が派遣した「岩倉使節団」がカピトリーノ美術館を訪ねて150年の節目にあたります。使節団の訪欧は、のちの日本の博物館施策に大きな影響を与えることになりました。この節目の年に、ローマの姉妹都市である東京、さらに福岡を会場として、同館のコレクションをまとめて日本で紹介する初めての機会となります。
今回はローマにある
カピトリーノ美術館に展示されている作品が
70点近く展示されていました。
残念なことにほとんどが
写真NGだったので
今回はHPから写真をお借りします!
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こんな感じの入り口で
中は全体的に薄暗く
とても寒かったです。
※対照的に外が厚いので、気温差が苦手な方は
ぜひはおるものをお持ちください・・・
まずは「ローマ建国神話の創造」
と題し、紀元前のころのローマの様子がわかる
エリアからはじまります。
どのようにローマ帝国ができたのか。
そしてどう発展していったのか。
銀貨などの硬貨もあり
その変遷を感じられる空間でした。
中でも驚かされたのは下の
「イシスとして表されたプトレマイオス朝皇妃の頭部」
です。
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どの肖像も鼻がとれてしまっているものの
その他の保存度の高さはもちろん
質感、細部の表現、髪止め・・・・
思わず呼吸を忘れてまじまじと見てしまいました。
そして、この髪の毛の溝には
色彩が若干残っており
もともと色もついていたこともわかりました。
こういった大理石の肖像は
教科書などではすべてこの色だったので
まさかもともとは色がついていたなんて
思いもしませんでした。
そして、表面は丁寧に磨かれていて
髪の毛やかぶりものまで
間近で見られて大変勉強になりました。
そして、今回の主役の一人
コンスタンティヌス帝の
原寸大の虚像の登場です。
明らかに異質な「足」が見えたかと思えば
そこから手が登場し、
そして頭部まで。
部分部分ではありながらも
その壮大さから、ローマ帝国の皇帝が
どれほど力を持っていたのかが
うかがい知れました。
そして階段を上がると
もう一人の主役、
カピトリーノのヴィーナスの登場です。
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八角形の部屋の真ん中に
ひときわ目立つ形で展示されている
ヴィーナスは、控えめに行っても
美しさそのものでした。
大理石でつくられている本作品は
まさか石でできているとは思えないほど
なめらかな曲線美とみずみずしさを表現しており
これが2世紀につくらていていたという
衝撃の事実。
もう、圧巻でしかなく
この部屋だけで15分も滞在してしまいました。
正直その後の記憶がとぎれとぎれになってしまうくらい
私の記憶に残った作品です。
そこからは絵画も徐々に登場し
ミケランジェロによるカピトリーノ美術館の設計や
当時の工程を描いた作品などもあり
ローマ帝国からカピトリーノ美術館
さらには日本とのかかわりまで
様々な角度からローマを知ることができました。
唯一写真を撮ることが許されていたのは
トラヤヌス記念中の石膏を複製した
一部の作品でした。
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そんなこんなであっという間に時間が経ってしまいました。
一人だと自分のペースで回ることができて
大変有意義な回り方をすることができました。
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特にノープランで出かけた一日でしたが
思いの外濃い一日になりました。
ぜひご興味のある方は
一度足を運んでみてください☺
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