沁みる歌詞
昔から好きな曲に井上陽水の「長い坂の絵のフレーム」という曲がある。
20代の時に聴いた時もすばらしい曲だと思ったけど、今も聴けば聴くほど味のでるスルメ曲。歳をとれば取るほどこの曲の歌詞が沁みてくる。そしてこの歌詞の中の直感的な言葉のつなぎがすごい。
・長い坂の絵のフレーム
https://youtu.be/kQlqplGLoKY
いろんな人の人生、その人生の中の出来事を全てフレームにおさめて、それらをまるで鑑賞するかのように眺める。でも決して他人事のような無関心的な態度ではなく、そこはかとなく暖かいものがある。
この曲を聴くと他人に優しくなれるし、ある意味冷たくもなれる。つらいことや悲しいことがあっても、なぜかまあそんなものかと俯瞰できる。
この自分や他人の人生、もしくは人間の生きる世界を鳥瞰しつつも愛のある独特のまなざし。いつかこんな境地にたどりつけるのだろうか。
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