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写経四十九日

深大寺に行ってきました。

平日なのに結構な賑わいでした。

1月、お正月のめでたさの中、お世話になった方が亡くなられた。
母の介護で苦しかった時、あたたかい言葉で励ましてくださった。
何の実績もない無名の漫画家を誉めて下さり、仕事先も薦してくださった。

東京の母と呼ぶにはお若かったので、心の中で年の近い叔母のように思っていた方でした。

知り合ったのはもう10年以上前ですが、昨年の夏、仕事の関係で改めてお会いするようになった。
初めてお会いしたころから随分痩せられ、一緒に食事をしてもスープやプリンの類しか口にされない… 心配で何度も「食べてください」とお願いしたのだけれど、それももしかしたらプレッシャーになってしまっていたのかな…と後悔してみたり。

顔の広い方で人望も厚く、ご家族には旧友のみなさんやお子さんたちがついていらっしゃる。私には何もすることができない… 
これから先の仕事のことも不安だと友人に相談したところ「写経」を勧められた。
故人の徳積みを助けることになる… ご冥福をお祈りすることも出来る。

3日前、故人は四十九日を迎え、写経も49枚になった。

お手本が薄く印刷された写経用紙なのに何度か誤字が…

そして今日、納経を済ませた。

自己満足ですが…。

改めて故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

この書体の方が私らしいかな。


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