2024年パリオリンピックについて(1)
2024年パリオリンピックについて、様々な感想がSNSなどにあがっている。
筆者は、開会式、表彰式などのテーマ曲に強く惹かれており、毎日1回は聴かないと済まないなど、やや依存症的である。。パラリンピックにおいても、このテーマ曲が流されることであろう。
せっかくなので、ここでテーマ曲などの情報を簡単にまとめておく。詳細な分析は、専門家からの情報に任せたい。
開会式・閉会式を通じて、作曲・編曲を担当したのは、フランス人ミュージシャン・作曲家のVictor le Masne氏である。
https://victorlemasne.com/
古典的な交響曲に携わってきた人ではなく、フレンチタッチ、テクノ・ポップなどの領域で活躍している。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Victor_Le_Masne
表彰式で流れているテーマ曲の名称は≪ Parade ≫である。下記に示すのは、フランス・マルセイユに聖火が到着した2024年5月8日に行われたセレモニーで生演奏されたものである。
このセレモニーの様子は、YouTubeのフランス大統領官邸の公式チャンネルから全体を見ることができる。コロナ禍が明けたこともあり、ド派手な歓迎セレモニーであったようだ。この中でも、このテーマ曲≪ Parade ≫が複数回流れている。
https://www.youtube.com/live/lOoQ4E42-gI?si=AISCWoUkY8MTZ5OT
Victor le Masne氏は、テーマ曲≪ Parade ≫の制作についてコメントをしている。「単純ではないが、シンプルなもの」、「ジャンルの融合(クラシックとテクノ)」などがキーワードとしてあげられる。
https://www.nouvelobs.com/sport/20240809.OBS92199/jo-2024-victor-le-masne-raconte-comment-il-a-cree-parade-l-hymne-des-jeux-qu-on-entend-partout.html
テーマ曲≪ Parade ≫は、近日中に各種の音楽配信サービスからリリースされるようであり、楽しみである。
https://www.francebleu.fr/infos/culture-loisirs/jo-paris-2024-parade-le-theme-musical-officiel-des-jeux-va-sortir-prochainement-sur-les-plateformes-d-ecoute-7902399
テーマ曲≪ Parade ≫以外にも、開会式では印象的な曲が流されていた。
開会式の"Synchronicité"で流れた曲も印象的であった。
YouTubeのコメントで、Steve Reich氏の「18人の音楽家のための音楽」への言及があったが、確かに雰囲気が似ているかもしれない。
開会式の"Solidarité"で流れた曲は、力強い印象があった。
【9/11追記】
YouTubeに≪ Parade ≫の正式版がアップされました。
音楽配信サービスからのリリースは、9月13日(金)になる予定。