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「批評の仕事って何だ?何だ?」2025年2月7日の日記

1週間前に白濱さんからボイスメモで録ったフリースタイルが送られてきて、それに影響されてラップを始めた。正確には2020年から日常的に無意識でフリースタイルをする癖があったので4年間ほどやっていることになるのかもしれない。

1週間で4曲作った。まあ、作ったと言っても無料のtype beatをダウンロードして、フック(サビのこと)とバースのリリックを考え、GarageBandで録音しただけだし、白濱さんは毎日1曲くらい作ってるのだが。

先月末にごく短い小説を書いた時も思ったのだが、批評でなく制作みたいなことをすると(まあ、批評も制作と私は考えているが)、なにか作品に対する自らのフェティシズムや美学が再確認できるな。ラップに関していうと、私はバトルMCにありがちな母音で脚韻を踏む典型的なライミングが嫌いで、語感踏み・子音踏みと同音異義語を滑らかにスライドさせながら、言葉遊びも含めて展開していく曲が好きなので、自らリリックを書く時にもそれが反映されていた。


先日、ポッドキャスト「奇奇怪怪」の展示に行った。

Tシャツを買った。あと、以前注文した富江とキティちゃんのコラボTシャツも届いた。

伊良コーラというクラフトコーラを初めて飲んだ。スパイシーで美味しかった。

最近、聴いた音楽を発表します。

3rkey Boy「THE TRUTH」
方言(おそらく和歌山弁)と流行りの(?)演歌的なフローでファンタジックな世界観も歌っていて、おもしろい。ガヤや擬音も個性的。

Creepy Nuts「LEGION」
宇多田ヒカルのアルバム「BADモード」を初めて聴いた時くらい感動した。タイアップ曲と新曲のバランスが良い。特に先行シングル「doppelgänger」に続くphonkである「ちゅだい」のビートの展開が良い。モチーフもトーヨコ界隈だったり、インプレゾンビだったり新鮮なものをR-指定なりに処理できている。また、結婚や出産や育児などライフステージの変化が反映されたリリックも多くエモかった。Benjazzyもやっているが、ガヤも含めてライムを構成できるのすごい。

千葉雄喜「武道館」
マツコデラックスの発言を早速サンプリングしていて笑った。ラフなフローだからこそフックの後半の「武道館」連呼に重みを感じられる。

Merry Delo「メチャクチャイイヨ feat.Candee & MIKADO」
コメント欄でCandeeが叩かれてるけど、「メチャクチャ良い子としてる悪い事/イチャイチャしてる真夜中のヒルトン/〔…〕ここは日本だけど巻いてる1本」とフックのフローをキープをしながらこの頻度でワードプレイもできるのは優れていると思う。MIKADOは言わずもがな最高。

JP THE WAVY「LV MURAKAMI」
曲全体の構成が良い。「タイタニックみたい進んでいく海路/けど沈まない本物は海 チャート」という「海図/音楽チャート」の掛詞を用いたリリックが巧い。歌詞がまだ反映されてないので、聴き間違えかもしれないが。「スーパーフラット」という単語をラップで初めて聞いたし、「上がって上がって絶叫するアトラクション」という異なる運動を対応させたライミングも世界観のイメージを豊かにしている。

YZERR「カリスマ feat. LEX & Awich」
New Albumから先行配信された2曲よりこの曲が好き。三者三様の声質による掛けあいが気持ち良い。Eric.B.Jrとのビーフで話題のLEXだが、彼に言及した際の「三流」という単語がリリックに含まれており、火に油を注ぎそうで面白い。YZERRとAwichのboss moveも大好き。

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