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これから受験を考えている方へ

これから、行政書士などの法律系資格試験を受験しようと思っている方はぜひ、知っておいてほしいことがあります。

それはまずは、勉強の順番です。得点源となって、学習時間もかかる、民法と行政法を先にするべきだとは思うのですが、行政法というのは、憲法の各論的な位置にある法律を束ねたものなので、先に憲法をすべきだという説もあります。

もっともなのですが、行政書士の憲法って、大半は判例の記憶、理解になるので、まずは憲法の概要を理解して、それから、行政法に入って、また憲法に戻るといった手法が良いのかもしれません。

次に勉強法なのですが、テキストで概要をつかんだら、直ぐに白紙勉強法などで、アウトプットする方が良いです。それを何度か繰り返した後に過去問を解いて、わからない箇所を詳しい解説書などで調べるという感じで進めていくと良いと思います。

白紙勉強法ってとても単純な方法で、まず、今日はここをやろうと思っている範囲のテキストを読むんです。キリの良いところで、テキストを閉じて、何も見ないで、白紙の紙(A4のコピー用紙などが良いと思います)にさっき読んだことをかき出していくんです。書きなぐるといった感じで良いのですが、アウトプットしていくんです。これが本家のやり方なんですが、私の場合、少しだけ工夫して、マインドマップ形式で書いていきます。たとえば、憲法の国家機関についてだと、こんな感じです。

実際にはもっと、手書きで汚いのですが、ここでは専用アプリを使いました。マインドマップ形式だと、単に思い出すだけではなく、ある程度整理された状態でアウトプットすることになるので、思い出しやすく、修正もしやすいです。

次にテキストを見ながら、自分で思い出して書いたものと見比べて、間違えた箇所や記憶が曖昧な部分を赤ペンなどで書きこんでいきます。そして、また何も見ないで、再現します。これを数日後、もう一度します。そうすれば、概ね、記憶は定着していきます。最後に書きだした日付をテキストなどにメモしておくと良いです。合計5回ほどすれば、それなりに記憶はしっかりしてくると思います。あとは該当箇所の過去問をしていきます。もちろん、テキストはわかりやすくて、適度な分量のものがオススメです。注意が必要なのは、やたら短いものや実用的ではないイラストが多いものは選ばないことです。分量が多すぎる専門書をいきなり読んでもわからないのですが、分量が短すぎると、一見、簡単なようで、情報量が少なすぎて、意味がわからないんです。イラストも文章でわかりにくい部分を補完するものでないと意味がないんです。可愛い動物のイラストとかあっても、理解には役に立たないんです。



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