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生きること 副題 : ねこちゃん

ある作品展で、頭に猫耳付けて額に目のボディペイントして、自分のことを「あたし」と明瞭に発音する青年に出会った。
U☆K[ユーケースター]orねこちゃん 
と名乗った青年は自分はゲイだと笑顔で添えた。
(以下、ねこちゃんと呼びます)
ねこちゃん情報は↓リンクから
https://linkfly.to/40520uUaR3F
読んでいただけると最後の写真に添えた私の言葉の意味を理解いただけるのではないかと思います。

もうすぐ古希を迎える私にとって人生で初めて出会う、しかも目の前で弱視の私でもしっかり視認できるねこちゃんのビジュアルに少し戸惑った。
その戸惑いは、ねこちゃんの背後に展示されたねこちゃんの作品を見てすぐに消えた。

↑この絵が先ず私の心に刺さった。この絵にまつわるお話も伺ったが今回のnoteはねこちゃんの後ろ姿の写真の話を書きたいので解説なしです。ですが、
ねこちゃんの後ろ姿の写真に惹かれたのはこの絵を観たからです。

LGBTQについては、ざっくりした知識は持っていますが、自分はこうだと言う人に身近に接したことがないので、良い意味で自分の興味関心を掘り起こすことになりました。
帰宅してから、前述のリンクに飛び、ねこちゃん情報を隅々まで読みました。TwitterもInstagramもフォローし見ました。
そんな作業中に頭に張り付いて剥がれないのが“ねこちゃんの後ろ姿の写真”でした。
赤いヘルプマークが慎ましやかに、でも何かを主張するように背中にある。
ねこちゃんの視線はどこに?どんな表情で見てる?
赤いヘルプマークは何を語りたいんだろう……

気づいたらiPhoneのメモ帳に文字を並べていました。言葉を何度も並べ直し仕上げたのが写真に添えた私の駄文です。

ねこちゃんの自画像を観た時、私は気付いていたのです。
鏡で見た私の顔みたいだ。
そっくりだ。

ねこちゃんの後ろ姿に
ヘルプマークの語りに

自分もそうありたいと
そんなふうに生きてきたな

そう思った

もっとも私の後ろ姿はヨボヨボだけど

(私は障害者手帳持ちですがヘルプマークは持っていません)

※12月1日は世界エイズデーです。

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