トイレでうんこできない不潔恐怖
昔、新潟少女監禁事件というのがあったのをご存知だろうか。
この事件の犯人が、不潔恐怖症であるようだ。
症状でトイレが使えないとのこと。
おそらく、当人とってはトイレが汚いという感覚が強く、その空間に身を置きたくないのだろう。
では、排泄はどこで行うのか?
なんと、自分の部屋でビニール袋を使って行っていたそうだ。
これを聞くと「そんなの汚いじゃん。潔癖性なのに何故?」
と、疑問を抱くだろう。
でもそれが不潔恐怖の特長だ。
いわゆる潔癖性やキレイ好きとは違い、特定の対象に強烈な不潔感を抱いてしまう。
姉の場合は、ここまで極端な症状はないが、やはり、「不潔恐怖でもそれは平気なの?」と思うことがある。
例えば、食事中に自分の箸で犬にエサを与え、犬が舐めたその箸で、自分も食事をする。
この行為も普通の人から見たら不潔に思うだろう。
犬は歯磨きしていないから。
でも、それは平気らしい。
ちなみに、私は不潔恐怖症というほどではないが(ただし潔癖傾向あり)、現金を触ることに抵抗がある。
でも、スーパーの買い物かごの取っ手には抵抗なく触れられる。
このように、誰でも、何を汚いと思うかの感覚は人それぞれ違うが、不潔恐怖症の場合は極端である。