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dok-s の映画日記その42「海底47m 古代マヤの死の迷宮」(2019)

サメvs女子高生
前作

昨年ユカタン半島に行ってきたので、前作同様、同じ舞台の本作はどうしても見ておきたかった。

あのへんはピラミッド以外にもセノーテという、幅は狭いのに水深50mはある隕石落下で出来た泉があり、ダイビングスポットにもなっているが、これがまた恐怖!一生あがって来れないんじゃないかってくらいの吸い込まれるような感覚で、昔は処女をいけにえに放り投げたという伝説も。

本作も、セノーテっぽい泉より、水没した文明洞穴に潜るところからスタートするのだが、飛び込むいけにえは処女ではなく、いかにもビッチな地元JKたち。もっとも主人公の隠キャちゃんはそうではないようですが。

行っては行けない場所に行ってしまう、若さゆえのお決まりホラー展開。
無事目的の場所にたどり着いても、洞窟仕様のメクラのサメにいきなり襲われてしまうのだが、このサメがまた不気味で、前作を遥かに凌ぐ怖さ!

彼奴から何とかかんとか逃げ切っても、次なる敵もまた現れてしまう。潮である。かなりきつい潮流に巻き込まれて四苦八苦。相変わらずサメもしつこくてね。つくづく人は海底には居てはいけない。

前作よりも展開が豊かで、ラストはまるで悪魔のいけにえのような怒涛のしつこい逃走劇が待っているが、これはなかなか良かったよ。

ところで本作、一応前作っぽく水に潜ってバカを見る話だが、47mは関係ないんじゃない?って感じ。そこ、水深ネタは一度も出てこないし、みたいな。
でも前作よりは面白かったし、頑張ってたので、星一つ増やしちゃう。
ノイジーなシンセやドローン音楽も良く出来ていて、演出に一役買っていた。(2020.8.8)

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