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20240119 入院5日目

5時に目が覚める。老人の朝は早い。控え室で朝ワンダを買って一気飲み。
けつの傷跡がいつもより痛む。検温の際にナースに聞いたら想定内とのことで、痛み止めを朝食前に飲んでもいいとのこと。

iPhoneの充電問題。100回に1回くらいしか充電器に反応しない。出し入れの繰り返し。奇跡を信じてやるも無反応で、やがて充電20%を切る。焦る。困る。
諦めてダンブラウンを読む。ようやく科学者カーシュが死ぬ場面に辿り着く。まだ序章みたいなもん。院内ビニコン開店と同時に、アップルパイ、豆乳コーヒー、サッポロポテトとポテコ、待合室に缶コーヒーを買いに行く。トイレは傷が怖かったが薬のおかげか、軟便で助かった。フロアの反対側も散歩。何人ものチューブに繋がれた老人が目も虚ろに口を半開きにしてる。生きるか死ぬか。痔なんて大したことはない。

朝食は白ごはんに煮魚、オクラ、牛乳。少ない。病人の食事みたいだ。おとなのふりかけのワサビ味をふりかける。当然足りないので、さっき買ったアップルパイを貪り食う。スマホ充電は奇跡的に出来た。もう君を電源タップから離さない。退院するその日が来るまで。
午前中に隣とその隣が退院。かなりスペースが空いた。残るはふがふがジジイともう2人のジジイのみ。ダンブラウンを少し読み、この日記の編集。
シャワーの予約を忘れていたので慌てて行ったら、自分のゴールデンタイム16時を奪われていた。仕方なく17時半に予約。

病室にあると便利と感じたもの。ゴムゾーリ、折れるストロー、禁煙パイポ、アンカーの充電器、小さいゴミ袋、洗濯洗剤、折りたたみのコップ、Bluetoothイヤホン。
ふりかけ、パイポ、ゴミ袋、ストロー、洗剤は病院ビニコンでも買える。また、半数の患者さんがパジャマをレンタルしている。自分はいつもの黒いジャージで、やはり目立ってしまう。しかしいかにも病人って格好にはどうしても抵抗があったし、自分の場合は病気とは言えないようなアレなので、できるだけいつものようにしていたいのかもしれない。レンタル代も浮くしね。

午前から昼まではこの日記を、メモ帳からNOTESへの移行作業に費やした。お待ちかねの昼飯は、なんとミートソースパスタ!これだよこれ!給食みたいな懐かしい味。ポテサラ、ヨーグルトも。嬉しいね。謎の外出はやめた。ビクビクしながら「空気」を吸ってもうまくはない。それに今朝控え室で禁煙パイポを加えてるおじさんを見かけた。みんな我慢してる。ナースから退院後の通院手続きの説明があったので、血圧を測られながらここぞとばかりに色々聞き会話を楽しむ。窓口まで行き、来月の通院の予約をして来た。我ながら仕事が早いね。
ふがふが爺さんに家族のお見舞い。家族も声がでかい。和気あいあい。お見舞い羨ましい。

夕方に事務員さんが入院費用の請求書を持ってきた。保険3割負担の上、うるさいジジイ5人部屋だから安いだろうとは思っていたが、想像よりも半分くらい安かった。いいのか?。一等地の夜景が見れてタワマン気分で、ナースと会話しながらけつガーゼを取り替えてもらって、3食昼寝付きで至れり尽くせりでこのお値段。びっくりした。アパホテル1週間分よりも安い!。今日からもう払えるとのことで、カードでさっさと支払ってきた。

シャワーは時間をずらしたのが縁起が悪かったか時間ギリギリまで開かなかった。いざ入ったら傷が痛てーし、オマケに下痢まで襲ってきて、早々に身体を洗い、着替えて慌ててトイレへ。直後に悲劇が。今日の担当ナースさんが食事を持ってきたので片付けの一環で思わずスマホから充電を引っこ抜いてしまった。あちゃあ。また奇跡を待つしかない。晩飯は白ご飯に鮭に豆腐にごぼう。なんとのりたま付き。嬉しいがおとなのふりかけの立場は。

昨日よりも傷が痛み出してきて、1週間の入院の意味がようやくわかってきた。今の状態では家では過ごせない。よちよち歩きで電車に乗ることも出来ないやろ。どうにか薬で抑えている。退院後の日常生活がキツイだろう。夜はチームシールズ北朝鮮編は大満足の神回。やればできるやん。ウォーキングデッドの新しいスピンオフを見たところでおねむだが、おねむなドラマは決まって駄作。明日確認するけんども嫌な予感のするスピンオフである。今日はとても静かな夜だった。不気味なくらい。夜中0時に目が覚めてトイレに行った時に背筋が凍るような怖さだったけど、大便を頑張ってるジジイにつきそうナースを見かけて感心した。大変な仕事だよつくづく。iPhoneは奇跡的に充電が出来たので、最終日まではこのまま固定。



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