日本の企業は外資に買われているのかを考えました
以前、日ごろ飲んでいた飲料に、怪しげと聞く「人工甘味料」が含まれていて、低カロリーを望んでない人にまでなぜ人工甘味料をのませるのか?と疑問に思い株主を調べました。
最近、参政党の街頭演説なども聞いたりするのですが、日本の企業の多くが日本マスタートラスト信託銀行などを含めて20%以上の株を持たれていて、外資の影響下であるという説を聞いて、どの程度それが真なのかを考えました。
日本の時価総額順で調べました
上から13位まで調べたところ、確かに13社中12社(92%)は買われていました。例外は日本電信電話で、大株主の1位は国(財務大臣)です。
リストは下記です。大株主は、バフェットコードさんで調べられます。
もう少し詳しく見れば、1位が社長の会社はありました。キーエンス、ソフトバンク、ファーストリテイリング、です。KDDIは1位は京セラでした。
しかし、1位を持っているといっても、ファーストリテイリングさんとかは34%が日本マスタートラスト信託銀行、日本カストディ銀行で占められています。
信託口は株主が見えない形式
投資家の名前を出さずに買えるもので、最初に紹介した論文で、株主の権利行使もしているという分析がありました。このすべてが外資の制御下にあるのかというのが次の疑問です。
日本の年金が信託口経由してるのかな?
日本の年金は200兆円で、25%が国内株式投資されているとの情報がありました。つまり、50兆円が国内株式投資です。
上記で紹介した日本の時価総額上位から、日本マスタートラストと日本カストディで総額いくらかを見てみました。13位まで30兆円です。
年金が50%程度入っていると仮においたとして、年金も結構影響力はありそうです。すこし「安心?」なのかなとも感じました。
人に浸透する
しかし、ファンドマネージャーは誰なのか、もうすこしいうと株主の権利を行使できるのは何処なのか。
年金を預かって、それを利益を出すために「意思をもってお金を動かす」のならば、そこに外資の影響力があっては困ります。
日本マスタートラスト信託銀行の株主
歴史的にはモルガン系で、その後日本の会社が持ち合う形に変化しています。日本の会社だから「安心?」とも感じます。
その日本の会社とはUFJ銀行です。このUFJ銀行は20%が日本マスタートラストと日本カストディで、残りの大株主は香港などです。
https://www.buffett-code.com/company/8306/mainshareholder
自分が出資しているところで自分が買われる?
UFJ銀行が持っている会社が、UFJを買う。奇妙に感じますが、こう考えられます。
「外国人が日本カストディなどの信託口経由でUFJを買う」OR「何らかの人的浸透工作によりUFJ銀行への影響力をもつ」。
その「UFJが日本マスタートラストなどに影響力をもつ」。すると、おおむね多くの日本の大企業に影響力を持つ。
悪い影響力を防ぐ策はあるのか?
最近銀行法の変更で銀行が中小企業などに影響力を行使できるようになってしまいましたが、逆に「銀行が影響力を持てなくする」。「信託口経由で買った株は影響力を持てなくする」。とりあえず、これで見えやすくはなるのではと感じます。
結局、本当に外国に買われてしまっているのか?は白黒はつかなかったのですが、結果として出てくる行動をみれば影響力はあると感じる場面は多く、注意深く「日本が買われてしまう」課題に対して、策を考えなければならないのではという気持ちが強くなりました。
皆さまはいかがお感じなられましたか?