夏休み
わたしが小学生になって
夏休みになったらば
兄が泊まりに来るようになりました
兄が泊まりに来たというか帰省ですね
いきなり夏休みが明けるまでいました
当時の兄は聾学校に通っていて
ずっと寮で暮らしていました
今思うとー、なんですが
週末はみんなほとんどの子が
誰か家族が迎えに来て
自宅に帰ったんだと思うんです
それを妹が小学生になってから
夏休み、冬休み、春休みだけ
兄は帰ってきてましたから
とても寂しい思いをしたのではないか?
と思っています
しかしながら彼は兄なので
わたしよりも年上です
長い期間
そんな寂しい思いをさせてしまっていることを
周囲の行政を含む大人たちは
そういうことを両親に伝えたり
しなかったってことですよね?
わたしは兄と両親の間に入れるために
指文字を叩き込まれました
ヘルパーさんも大変ですよね💦
年長さんから毎週毎週「あ行」「か行」「さ行」
永遠に繰り返し繰り返し刷り込まれました
今、指文字なんて日常では使わない生活ですが
とっさにちゃちゃっと出てくるくらい
刷り込まれています
わたしも辛い
ただ、兄はもっと辛かったし
今も辛いのではないだろうか?
でもさ、40歳を越えた今じゃもう今更なんだよ
兄は何かにつけて「俺は他人」と言います
俺は他人というのは
今まで両親がどのように育ててきたかということを
見て感じて出ている表現だと思います
わたしはと言えば、両親の事を支えなければ!!と
幼少期は自然に思っていました
しかしながら、「普通の家庭」というものが
何となく見えてきた時に
我が家のおかしさに
一気に気が付いてしまったんですよね💦