比例代表って何 - 中学生が解説する
この記事が出る頃には、選挙速報が公開されているかもしれません。ですが、まだ選挙権がない中学一年生はサッパリよくわからなかったので、詳細に調べてきました。それと、衆議院議員選について中学生が思うことを織り交ぜて書いていきます。
なんの選挙するの
結論から言うと、(全国では)
衆議院議員解散総選挙:小選挙区
衆議院議員解散総選挙:比例代表
最高裁判所裁判官の国民審査
の3つがあったそうで、それぞれどんな選挙かは大きく異なります。同じ一票でも与える効果が大きく違います。
「衆議院議員」「解散」「総選挙」とは?
まず、衆議院議員というのはその名の通り日本の国会を構成する衆議院に議員ということです。
次に、解散というのは、内閣総理大臣(今は石破総理)が民意を問うために行われることが多く、全ての衆議院議員を実質失職させ、選挙を行うということです。
これによって国民の意思を確認することができます。
最後に総選挙は参議院と異なり衆議院は全ての議員を入れ替えるため、総選挙と呼ばれます。
一方、参議院は半分ずつのため、通常選挙と呼ばれていたりします。
小選挙区
そもそも小選挙区は「小選挙区制」のことを指し、1選挙区(選挙エリア。人口によって分割される)に1人を選ぶ制度です。過去には中選挙区制という1選挙区に3~5人を選ぶ制度や、大選挙区制という広い選挙区から約6人を選ぶ制度があったそうです。(中選挙区制と大選挙区制は一緒にされることもある。過去に日本で使われたのは中選挙区制)
比例代表
先ほどの小選挙区は、1選挙区で1人を選びます。ですが、例えばA党の[ア]さんがいて、そのほかにもB党の[イ]さん、C党の[ウ]さんがいて、Aさんが60%で当選すると、残りの40%の民意は反映されないということです。これを死票と呼びます。それだと、死票の人は十分に民意が伝えられないので、比例代表制度が生まれました。小選挙区で投票する時と同時に比例代表に投票すると、党が選挙区よりも大きい「ブロック」ごとの議員候補の名前が書かれた名簿があり、その名簿の上から順に当選していくという制度です。
この制度によってA党の[ア]さんが当選しても比例代表によってB党やC党の人が当選するので、民意を伝えやすいというものです。
どうなってそう?
今まで第1党だったのは自民・公明連立政権でした。ですが、自民党の裏金事件により、大きく信頼を損なうこととなりました。
今回の自民・公明の目標は「過半数の確保」です。全議席465のうち半数233議席以上を目標としています。今、左で開票速報をやっているのですが、過半数割れの可能性が出てきています。そうなると野党連立で政権交代もあり得ます。
野党第一党は立憲民主党で、見るに結構な量の議席を獲得していそうです。最低でも128議席となり、自民党にとってかなりの脅威となりそうです。
裁判官の国民審査とは?
(最高裁判所)裁判官の国民審査は、衆議議員選挙と同時に行わられ、半分が×をつけるとその裁判官は罷免(ひめん、解職のこと)となる。
最高裁判所裁判官は、憲法の番人と呼ばれることもあり、これはおまけではなく、重要な選挙となる。
思うこと
思うことは2つです。
教育にお金をかけてほしい。
公共サービスをデジタル化してほしい。
この2つに限ります。
もう少し学校に予算があれば、授業はもっとスムーズになると思うのですが、なかなかそうならないので、変化を期待します。
公共サービスのデジタル化は、最近病院を受診したときにマイナンバーカードの便利さを知って、公共サービスはさらに便利になると思ったからです。
政府さん!よろしくお願いします!
まとめ・次週
今回は衆議院議員選挙について解説中心に書いていきました。開票速報を聞きながら書くのは面白かったです。
次週は前々から予告していた読書感想文 #2を書きたいと思います。今回は選挙があったため急遽テーマを変更しました。
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