プロジェクトKV、のコト。
やぁどうも。足を止めてくれてありがとう。
そしてもう会えなくなった時の為にさよならを。
最初の書き散らしは、今話題沸騰のプロジェクトKVの話をしていくよ。
三者三様に様々な話が飛び交っているけど、今素直に思っている事を自分の思考整理がてら綴って行こうと思う。
・この記事は「かなり長い」です。
・記憶を頼りに書いているので、多少の食い違いはご容赦ください。
・長ったらしくゴチャゴチャ言ってる割にはそんな大した事言ってないんで、いきなりまとめに飛んでもらっても大丈夫です。
ブルアカとの関わり
まず、自分がブルアカユーザーとしてどれだけ
ゲームをプレイしてコンテンツを追ってきているかについて、必要があるかは分からないが話しておく。
プレイ歴:3年(サービスインから。実質は2年程度)
推し:サオリに狂っている。基本的にみんな好き。
サービス当初からアカウントは持っているものの、ずっと続けてきたわけはなく、話題になった時だけチマチマ触っていた程度。
2周年の最終編で盛り上がったのをきっかけに本格復帰し、最終編のストーリーでボッコボコに泣かされた。
しばらく動けなかった。
まあまあブルアカおじさんなわけです。
ピカおじ退社の報せ
さる7月26日、ブルアカのシナリオディレクターを務めたピカおじことisakusanが開発であるネクソンゲームズを退社したとの報を見た。
ディレクターからは降りたと聞いていたため、多少のショックはあった。
単純に立場が変わって、アドバイザーをしながらのびのびシナリオを書くための措置だと思っていたからだ。
(今思うとかなり都合よく考えてるな、とは思う)
直前に本人へのインタビューを見て
「会社員としてもオタクとしても見習う部分があるな〜」
「この人が書いたストーリーだからブルアカ好きになれたんだな〜」と思った矢先の出来事であった。
この時は、純粋に新プロジェクトを楽しみにしていた。
いつかまた、彼の綴る物語を読みたいと思ったのだ。
プロジェクトKV始動
その何日か後に「プロジェクトKV」の始動を知った。
「オタクの夢を実現する」をモットーに発足した新会社で、isakusanはやりたい事をやるのだろう。
ブルアカの開発ネームも「プロジェクトMX」であった事から、何かしら彼が関わっている推察するのは容易だったし、実際そう囁かれていた。
また、ブルアカに関わったスタッフも何人かいる、と聞いて「これからはKVとブルアカで程よく分かれて鎬を削っていくのかな」などと期待を膨らませていた。
競争相手がいるからこそ互いが成長するとはよく言うが、それぞれが刺激になってコンテンツがより成長していくなら、ユーザーである私たちにとってはメリットだろうと思った。
続報
プロジェクト発表から日を追っていくごとに、「学校」「刀剣」「赤系基調の色使い」「光輪」といった要素が公開されていった。
どうもブルアカに寄ったり、対になっているような要素が多い。人によっては、この辺りで訝しく感じる人もいただろう。
ブルアカの異伝・外伝なのではないかという考察もあったが、ネクソンや関係会社の名前が見当たらない以上「さすがにそれは無いだろう」と思いつつも、「そう思っても仕方ない」と言えるほど両者は近いものに見えた。
この時点では「確かに寄ってるなぁw」とは言いながらも「寄せたように見えて全くの別物をお出しされそう」というポジティブな期待の方が大きかった。
キービジュアル公表の中で見えたキャラクター(こはね)についても、純粋にソシャゲのメインキャラっぽいとこ攻めてるな、などと思ったものだ。
発表
そして情報解禁日となった9月1日。「学寮都市カピラ」というワードや「ノスタルジア学園活劇」といったジャンルについての情報が公開された。
キービジュアルで唯一顔が見えていたセンターヒロインと思わしき少女「小一孁こはね」や他キャラのビジュアル、名前、更には新PVまで盛りだくさんの内容であった。
いいじゃないか、紺のセーラーに刀。和風のビジュアル。もはや日本の萌え文化の原風景だろう。
しかしネットの反応を見渡してみると好意的な反応ばかりではないようで、挙句韓国では炎上しているというではないか。
どうも「契約違反スレスレの脱出劇でブルアカチームを裏切った」といった旨の話や、もっとたくさんのクリエイターがネクソンを退社しそちらへ合流しているという話もあった。
この辺りに関してはX上でより詳しいユーザーが話をしていたので、探してみると良いだろう。
実際イザコザがあったのか?というのは気になるが、我らの偉大なるキム・ヨンハ統括Pはインタビューの中で葬送のフリーレン作中のエピソードになぞらえて「喧嘩別れ」を否定していた。
(フリーレンで説明しているのも面白いし、インタビュアーの反応もクスッと来てしまった)
もちろん表面上の話かもしれないが、真相を我々外野が知る事はない以上、騒ぎ立てるべきではないだろう。
よく情報を注視して、定かでない事で声を上げることがない様に注意していきたいものだ。
邪推してしまう気持ちはわかる。
分かるんだけどね。
そしてスタッフィング
PV中ではメインスタッフも記されていた。
・アートD:DoReMi
・シナリオD:isakusan
・音楽D:Mitsukiyo
いやブルアカじゃん!!
流石に言わざるを得なかった。
てっきりisakusanは他のクリエイターと組んでブルアカとはまた一線を画すIPを作ろうとしているのだと早合点していた。
前述の通り円満退職であれば、驚く様な組み合わせになるクリエイターと共に新しい世界を始めるのだと。
しかしここまで見た事しかないスタッフ陣になるとは思わんじゃん?
そして冬コミへの申し込みをした事も同時に発表されていた。
サークル名は「黒ネズミたちのパトス的弁証法」
サークル名への考察なんかは他の方がされているのと、疑念を深めたくないので割愛。
ザッと見た限りポジティブには取れないようだ。
メンバーは
ネズミA:DoReMi
ネズミB:Mx2J
ネズミC:isakusan
ネズミD:Mitsukiyo
だからブルアカじゃん!!
ここまで見た事ある名前しかないのは流石に色々疑う諸兄が出てくるのは仕方ないって!!
仮に発表されたメンバーがブルアカチームを離れているなら屋台骨ガッツリ引き抜かれてるじゃん!
だが勘違いしてはいけないのが、今挙げたクリエイターのみでブルアカを作っているわけではないという事だ。
キャラクターについては各キャラに専任を置かずパターンによって違うイラストレーターが担当することで、あれだけの幅広い性癖を追求している。
いつも濃い癖に驚かされています。
シナリオにしたって実装された全シナリオをピカおじが執筆していた訳ではない。
話題になった話には大体関わってたけど。
ディレクターでもあったし。
音楽に至っては、コンポーザーとして最初から他のコンテンツにも関わってると考えてのが自然であろう。
実際ここに名前があるというだけで、確定情報のあるisakusan以外のクリエイターについては全員がブルアカのチームを離れていると断定するのは早計だろう。
9月3日には公式Xにて「黒ネズミたちのパトス的弁証法」はあくまで同人活動であり企業アカウントで告知すべきではなかった、といった旨の謝罪文が掲載されていた。(問題はそこじゃない、と言った声も。まぁそれはそう)
イラスト・音楽陣については兼任やゲスト参加という線もあると思う。恐らく。多分。
※メインスタッフに名前のないMx2J氏はあくまで同人誌のゲストという理解で良いのだろうか......
いやでもかおるさんのデザインは明らかに......うごご
疑念の部分の話
しかしながら邪推、というより言いようのないモヤモヤを感じるのも無理はないだろう。
・ピカおじがネクソンを退社した直後に
・ブルアカに似た要素いっぱいの新作を発表して
・その新作にはブルアカで名を馳せた作り手が多数参加している。
・しかし作品そのものはブルアカとは無関係で
・その上スタッフ陣には一部から疑念の声がある(不確定情報である事は念頭に置きつつ)
情報の少なかった初報時点はさておき、今現在プロジェクトKVを取り巻く環境はネガティヴな声が目立つ。それを正面から受け止め、跳ね除けて「新作楽しみです!」と言えないのは無理もない。
実際私はこうしている今もどういうスタンスでいれば良いのか心を決めきれていない。
プロジェクトKVはもちろん応援はしたいがブルアカを捨てたい訳じゃないし、かと言って疑念の声が上がっている状況そのものに居た堪れなさを感じている。
とはいえ、ブルアカはまだ走り続けているのだ。
isakusanが担当したシナリオは、対策委員会編3章を以て区切りとなったかもしれないが、ブルーアーカイブという作品全体ではまだまだ明かされていない要素は多い。
仮にプロジェクトKVの為にブルアカの主要クリエイター達が離脱していたとして、ブルアカ側のパワーダウンが露呈してしまえば、内部で余程のことがあったのだと勘繰ってしまうだろう。
無関係だと割り切るのは難しいと思う。
もちろん今ブルアカに携わるメンバーを信じているし、離脱したクリエイターにしてもこの先の指標を作って次にブルアカを背負うメンバーに託したのだとポジティブに考えるべきとは思うのだが......
というより、そう思える展開をこれからのブルーアーカイブには期待したい訳だな。私は。
※書きながら調べたところ、一応ブルアカ側では各セクションのディレクターが世代交代した、という記事もあったのでなにも電撃的な人事異動があった訳ではなさそう。
であれば上記に期待はして良いのだと思う。
PVの話
疑念や疑惑の部分ばかりにフォーカスしても無限ループだし何か分かる訳でもないので、純粋にPVの雑感もまとめておく。
キャラクターボイスから始まり、軽快なテーマソングに合わせてテンポ良く絵が切り替わっていくのは最近のトレンドとも感じる。現代人はとにかく時間が無いからね。
初めて見る映像なのに、どこか馴染みのある空気を思わせる絵作り。
キャラクターやその名前が開示され、やはり日本名であること、少数単位のグループとして寮が存在することが明らかになっていく。
糸此上かおるさんめっちゃエッt......かわいいな......
そしてキャラクターからのアナウンスで締め。
プロジェクトが2024年始動と告知して、メインスタッフの発表が為された。
始まりの予感とワクワクを掻き立てるような構成は流石と言ったところか。
媒体については今回は発表されず、早く次の情報が見たいな、と感じた。
......ちょっと待ってほしい。
聞き覚えのある声がした。
具体的にはプラモでバトルしている少年の幼馴染だったり、制服で機関銃ぶっ放したり、恋愛怪獣浮かれポンチとかどこかで呼ばれてるキャラの声がする。
はい、ここまで来てコイツなんだか気持ち悪いな
と感じたあなた。
その通り、大正解です。
もしも受け付けないのであれば、今すぐこのページを閉じる事をお勧めします。
むしろここまで読んでくれて本当にありがとうございました。
つまるところ、プロジェクトKVには私が推している声優の若山詩音氏が出演している可能性が高いという事だ。
(リコリス・リコイルのたきな役等でおなじみ)
流石に狂う。狂ってしまう。
ブルアカの誰かに来ないかな〜などと考えていた矢先にコレである。恐らくメインビジュアルの3人のうちの誰かだろう。
及び腰で「様子見しま〜す」とか言えなくなってしまった。
推しが関わるコンテンツは触りだけでも追っておきたい。悲しい性である。
とまあ、これはただのキモチワルイ叫びなので深くは追わない。誰役か楽しみにしておこう。
他の声に関しては、自分のアンテナに引っ掛からなかったので、どんな声優さんが出演するのかも注視したいところ。
なのでもっとキャラが喋ってるPVください。
とりあえず糸此上かおるさんの声優を教えてください(切実
解禁情報に対するブルアカとの対比や差異の部分は他の人が既に注目している事、まだ情報が少ない事を鑑みて今回は割愛します。
大体みんなと考えてる事は同じだと思うし、もう少し情報が出揃ってから噛み砕く作業をしたい。
要らん蛇足
ここでする話は、個人的な蛇足なので飛ばして大丈夫です♨️
PVから発信された情報を見るに、やはり日本を意識した作品になるようで、キャラクターが日本名である事や温泉、刀いった要素、東洋の哲学に寄ったテキストが和のテイストを強く感じさせる。
ブルアカの初期目標同様、まず日本ユーザーへ文字通り斬り込んでくるのだろう。
となれば、心配されるのはローカライズ面である。
ブルアカはYosterという日本愛の強いオタク集団がそれを引き受けているため、韓国語で綴られたストーリーを違和感なく日本語のストーリーへ変換している。
(そのフィルターを薄めた結果が「にぎにぎと ゆきゆきて」のストーリーである)
「既に怪しい」と言った声も見られた。
公開されたテキスト類に目を通してみると、なるほど確かに良くできているが一部に違和感を感じる。
逆に大半は違和感が薄い。
だが日本語の言葉遣いに照らし合わせると、微妙に沿わない部分がチラホラ散見された。
私が注目したのはこはねの紹介画像にある「ふ〜ん、何か楽しい事でも起きないかな」だ。
「何か楽しい事〜」は言い回しの範疇でギリ通ると思うので良いとして、「ふ〜ん」が引っかかった。
日本人ながら日本語を正しく扱えてる自信がないので話半分に聞いてほしい。
私の感覚では「ふ〜ん」は無関心や懐疑的であること事を示す感嘆詞であって、後ろに続く言葉が「何か起きないかな」だと不自然に感じてしまうのだ。
「う〜ん(煮詰まって唸る)」とか「あー!(退屈が溜まって叫ぶ)」とかの方が表現としてはしっくりくる。
ステレオタイプかもしれないけど。
現時点ではシチュエーションが不明なのでいざ読んでみたら合っている、という事はあるだろう。
だがシチュエーションがわからずにただセリフをぶつけられると、しっくり来ない事は往々にしてあるという事で……
意味が通じない、という状況を生まないローカライズ対応や広報は重要なのだろうな……
「体力が強い」なんかも、分かるけど厳密には合わない、みたいな感覚に襲われる。惜しいんだよな......
まとめ
いい加減風呂敷畳もう!
流石にこれ以上話しても詮無い。
とりあえず今自分が思いたい立ち位置は
・それぞれの今後に期待してどちらの動向も追っていく
・ブルアカが好きで追いかけてる事に変わりはない
・ピカおじの新しいシナリオが読める分にはよい
・ブルアカへの裏切りかどうかを判断するのはとりあえずもっと情報が開示されてからでも遅くないくらいに思っとこ!うん!
あくまで自分がどう考えてるかってだけなのと
要約すると「とりあえず静観」ってだけです。
こんだけガチャガチャ喋り散らかしといて。
だって正直まだ何も分からんもん......
アンチもなにもない......
せめて両方が変に食い合わずそれぞれを楽しめるコンテンツになる事を祈っております......
と思ったらまさかの中止
9/8にプロジェクト中止が発表された。
この感情の判断はどうしたらいい......
確かにブルアカとの関連具合とか噴きあがったファンもいたっぽいが流石に判断までが早すぎる。
ネットユーザーからの反感だけで決めたとは思わないが、それでも韓国での燃えようがあんまりにもあんまりだった事は事実だろう......
告知から畳むまで段階があまりにも吹っ飛び過ぎている。広報を理解してる人間がおらんのか......?
つまり若山女史が出演しているかも闇に消えたしかおるさんの声優も分からずじまい......ってコト!?
あんまりだ、そんなのはあんまりじゃないか......
他にも役に内定してそれなりに収録進めてた声優さんだっているだろうに......
それにクリエイター陣も色々考えてNEXON出奔したり他の仕事断って参加したりしたろうに......
かなりスケベな要素に正直な作り(剥いたイラストやこはねのパンモロ等)だったので実際エロゲだったんじゃ......みたいな話もございましたな。
エロゲだったならやりたかったなあ!(オイ
(コミケのサークルの方はどうせなんでこのまま作り切って行ってほしい気持ちはある。多分難しい気はするけど)
内心複雑ではあったのだが、いざこうもあっさり畳まれると虚しいものだ。
確かにこういうものは予定してたけど中止、なんて事はよくあるし、計画だけして公表せず倒れたプロジェクトなんて数えきれないほどあるだろう。
大手の企業ですらそのような事は日常茶飯事だ。
一部でXユーザー達が語る様に、SNSの普及と進化で作り手や発信者、著名人とコメント側、見る側の一般人の距離感が10年前より近くなっていると思う。
バズりを意識した広告戦略や、民意を反映した様に見せる作り込みなど、昨今のコンテンツ制作事情はそういったことに余念がない。
だからこそ、多方面への影響を考慮してこの様な判断に至った事は間違い無いだろうし、中止は真っ当な判断だと思う。
それでも、これだけ話題性を持つことになった本作があっさり畳まれてしまったのは素直に残念ではある。
しかし、改めてブルアカにしっかり着いていこうという気持ちにもなれたと前向きに捉える事にする。
ブルアカそのものが好きなんだと言えるレベルまでのめり込んでた事がわかったなら、それは十分な収穫といえよう。
いつかまた、違う形でもこはねやかおるさんにお目にかかれたら嬉しく思う。
という感じで今回は以上。
長々とここまで読んでくれたなら本当に感謝です。
まとまりなくて読みづらかったらごめんなさい。
※今回、動画へのリンク等用意していたのですが、プロジェクト中止に伴い削除との事でしたので、記事冒頭の画像を除きプロジェクトKVの内容に繋がる資料は掲載しておりません。悪しからずご了承くださいませ。
また次の記事で、是非お会いしましょう。
お待ちしております。
(いっそNEXONで巻き取って本当にブルアカ異伝・外伝として作る手とかありません?ない?そっか......)
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